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Switchのジャンクプロコンを分解して修理する【動画もアリ】

あんどー水樹

時々、ジャンク品を直したいと思ったことはありませんか?
私はあります。
動作未確認・ノークレームノーリターンの一品を再生する楽しさってものがあるんですよ。

ということで、今回はSwitchのジャンクプロコンを修理したので、その模様をお届けしたいと思います

↓分解方法についてはこちら

【Switch】簡単プロコントローラー分解方法【清掃・修理】

動画でも公開中

記事と合わせて見てみると理解度が更に増しますよ!

秋葉原でジャンクプロコンを購入

何はなくともジャンクのプロコンを購入しないことには修理も何もありませんよね。
ということで購入してきました。
修理を目的としているため、できるだけ状態の悪いものを選ぶという謎行動に出てしまいましたが、ジャンクプロコンを選んでいる模様は動画の方で公開しています。


ちなみにこちらのGEO mobileさんですが、ジャンク品を取り扱っていますが、店頭で動作チェックができる神店舗となっています。

GEO mobile
所在
〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目14−1
営業時間
11:00~20:00

今回購入したのはこちら
スプラトゥーン2モデルのプロコン。
AボタンとZRボタンの効かない素晴らしい物が購入できました。

プロコンの分解

早速作業していきましょう。
まず、分解をしてどこが故障しているのか? 何が原因なのかを突き止めないといけません。
今回から作業しやすいようにシリコン製のマットを準備しました。
マット上部にネジなどの小物を置いておけるスペースがあるタイプのものです。

基本的に、コントローラー系は小型のネジが使用されているので、精密ドライバーは準備しておくといいかも知れません。
今回はビットを交換できるタイプのものを使用しました。
ネジ山を痛めると2度と分解も組み立てもできなくなりますからね。

まずはグリップ部のネジを外していきます。

ここはネジ一本で止められているので、ネジ山をつぶして組み立てられない!なんてならないように注意しましょう。
その後、見えるネジを全て外して裏ブタを取り外します。
バッテリーもしっかりと外しておきましょう。

この段階ですでに嫌な予感しかしないほど汚れています。
ネジが錆び付いていたりもしたので、水没の可能性が高まってきました。

めげずに分解作業を進めていきます。
コントローラーを上部と下部の2パーツにわけます。

画像ではすんなり開いているように見えますが、何か粘着性の高いものでくっついたのか、バリバリと音を立ててました。
そして香ってくるちょっと酸っぱい匂い…
この辺りで確信。ジュースこぼしてる…
基板の辺りを見ると砂糖が固まったような跡が…

これ、治るんですかね…?

各部をチェックし、原因を突き止める

コントローラーが上下に分かれたら、各部をチェックして不具合の原因を調査します。
AボタンとZRボタンが効かないが、その他のキーやスティック等に不具合がないという時点で、下部側基板には問題はないと言えます。
なので、まずは上部側の基板を中心に見ていきましょう。

基板を取り外す前からすでに怪しいところがあります。
ここです。ボタンが接触する部分の接点なんですが…

何か白いし。
何か茶色いし。
明らかに何か起きてる感しませんか?
この時点でほぼ原因は判明しています。
『黒系の着色料を使用した甘味料や砂糖の入っている飲み物をこぼした』
簡単に言ってしまえば、コントローラーにコーラこぼして使えなくなったのが回り巡って店頭で売られてたってわけなんですねぇ…

外装パーツの洗浄

作業を行う前に外装パーツやボタン類を洗浄して乾かしておきます。
洗浄方法は簡単。
ぬるま湯に食器用洗剤を適量入れ、そこに浸からせながら歯ブラシでゴシゴシと洗いました。
※画像にはありませんが、グリップ内部はかなりの汚れがありました(動画内では内部もチェックできます)

あとは水分が完全になくなるまで乾かせばOK

基板の洗浄と接点復活

まずは接点を復活させつつ、汚れを落とさないといけません。
しかし、普通の洗浄するだけでは電源を入れた時にショートしてしまう可能性が…
そんな時に使用するのがこちら!
接点復活スプレー!

これは吹き付けた個所の汚れや錆を浮かし、接点部の通電を復活させるものとなっています。
尚且つ防腐・防錆効果もあるので、日常的なメンテナンスにも使用できる優れものです!
原材料が石油系のものとなるので、使用する際は念のため換気を行っておきましょう。

接点復活スプレーの使い方は簡単。
汚れを浮かしたいところにシューっとしてふき取るだけ。
簡単だね。
これをボタン側の基板各所にシュッシュこやってちょっと時間をあけてふき取りました。

作業はこれだけで完了!

最終組み立て

基板の汚れていた部分(多分コーラをこぼしたところ)に吹き付けた接点復活スプレーが乾いたら組み立て作業に入ります。
先に洗浄しておいたパーツ類達もすっかり綺麗になりました。

後は分解の逆手順で組み上げていきましょう。
ボタン類等は他の場所にはめ込めないように出っ張りがあるので、パズルっぽい感じで組み立てられますよ。
何やかんやして組み上げたらこう!

後はSwitch内の設定で問題がないか確認して完了です!
※今回はAボタンとZRボタンが故障していました。

極力お金をかけたくない人には向いてる作業

今回はSwitchのジャンクプロコンを修理しました。
コントローラーの不調の9割はゴミや埃の混入、接点部分の汚れが原因です。
スティックのドリフトも似たようなものが多いので、出費を抑えたいゲーマーにはうってつけの作業だ。
新しいコントローラーを購入するのでもいいが、一度分解して故障部分を探ってみるのもどうだろうか?
新品のコントローラーは最近では8000円だ9000円だと高くなっているので、出費を抑えたい人は2000円くらいで工具を揃えて挑戦してみるのをおすすめしています。

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