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アナスタシアガレージキットをエアブラシで着彩

あんどー水樹

AKIBA VTuber祭の興奮も冷めやらぬ中ですが、秋葉原ベースキャンプからはアナスタシアが参戦Vとして出展を行いました。
今まで投稿してきた動画の中から抜粋された数本の動画、作成したクリアファイルの展示の他、急遽作成となったガレージキットが目玉商品として展示。
限定5体の販売+作成塗装例も同時に展示を行いました。

今回はそんな塗装例のアナスタシアガレージキットの作成の紹介をしていきたいと思います。

アナスタシアガレキを塗装する前に

4月某日。ひとつの箱が届きました。

アナスタシア→アナシー→ANC、ということで出力されたアナスタシアガレキのパーツ群の到着。
基本的にガレキは組み立てて完了!ではなく、しっかりと処理をして色を塗って組み立ててといった工程が必要になります。

出力してある程度の処理をした程度だとサポートやら積層やらの跡がついてるので、まずはそれを綺麗にします。

ゴシゴシと削ってると抉れちゃうときもあるので、そんな時はパテで補修していきます。
出力の際にちょっとミスっちゃった所も補修しておきましょう。
ラッカーパテ、ポリパテ、エポパテ辺りがあると便利です。


分割されているパーツを一部接合しておきます。
私はUVレジンと真鍮線のコンボですね。多分これが一番楽かと思います。


ガレキ塗装準備

下準備が済んだら次は塗装の準備を行います。
まずは削りかすや形成の際に付着した薬剤を落とす為にしっかりとパーツ類を洗浄・乾燥させます。

塗料の食いつきを良くするためにプライマーを塗布してサーフェイサーを塗り、下地を作ります。
もしかしたらサーフェイサーを使わなくても塗料は乗るかと思いますが、念のためということで…

この時、サーフェイサーを吹くことによって下処理の甘い所やパーツの干渉する部分がはっきりとわかります。
再処理を行った後に、再度サーフェイサーを吹いていきましょう。

アナスタシアガレキ本塗装

下地が乾いたら本塗装を行っていきます。
数時間置けばしっかりと下地も乾きますが、私は1日置いておきます。

今回の塗装はエアブラシで行います。
使用する塗料はとりあえずこんな感じ。
想定している色が出ることを願いますが、塗って見ながら考えようかなとも思います。

まずは一層目から。
色塗りは下から準備重ねて塗っていくイメージだと上手くいくと思います。
Photoshop等でレイヤー重ね塗りをしている人は意識しやすいかも知れません。
まずは塗り残しが無いようにベースカラーをベタ塗りしていきましょう。
一層目は肌と衣装、髪のベースを塗ってます。

肌色表現をするのにクリアペールレッドを使用するので、同時に重ね塗りをしてしまいます。
面積も少ないので一気にやってしまった方が楽ですね。

塗り分けを行う際はマスキングテープを使用します。
マスキングテープはアバウトでもいいですが、きっちりと塗り分けを行う場合はきわっきわを攻めてください。
このマスキングを細かくやるかどうかで完成度に関わってきます。

肌色&透けタイツ表現

自分で塗装することの楽しみのひとつに『好きなだけ質感をこだわれる』という部分があります。
今回は4月22日までに完成をさせなければならないというタイムリミットがあったので、今回はアナスタシアの白タイツ部分だけを使える時間内で最強に表現していきたいと思います。
肌色のベースとシャドウを吹いた状態がこちら。

ここにクリアホワイトを吹いていき、透け具合やタイツ感を調整していきます。
・クリアホワイト3回吹き

・クリアホワイト5回吹き

・クリアホワイト6回吹きでフィニッシュ
マスキングを剥がして太もも部分との色味の差をチェック。素晴らしいですね。

塗り分け、デカール貼り、トップコートでフィニッシュ

アナスタシアは設定画の塗り分けが比較的多い方だと思います。
尚且つ細かい部分もあるのでマスキング作業がかなり多くなるでしょう。
髪の塗り分けとかは結構簡単ですが、グラデーションを綺麗に出せるかが課題ですね。

羽パーツはエネルギーラインのマスキングが細かいですね。
しかし、綺麗に濡れるとパリっとした表現ができます。

ちなみにマスキング作業はこんな感じ。

デカールは付属していますが、今回はもっと凛々しめの顔にしたかったのでフレームアームガールズのものを使用。

クリアトップコートを吹いて1日乾燥させたら塗装完成です!

現地で組み立て

AKIBA VTuber祭会場で組み立てを行います。
組み立てたままの運搬は破損の恐れがありますからね。

組立を行ったガレキは中央レジにて展示!!
意外とらしくできましたね!

君もアナスタシアガレキを作成しよう!

ガレキを作成するのは敷居が高いと感じているそこのあなた!!
確かにちょっと製作までのハードルは高いと思います。
今回私は初挑戦でしたが、ゆっくりでも丁寧に作成することでクオリティの高い作品を作り上げることができます。
アナスタシアブースで展示されていたこちらは経験者の方の作品!

完成までの道のりは長いかも知れませんが、完成した時の満足感は凄い高いですよ!!

アナスタシアガレキは各種イベント、秋葉原ベースキャンプ上でも販売計画が進んでいます。
興味のある方は是非ともチェックしてみてくださいね。

https://akihabara-bc.jp/akiba-v-fes-report/

https://akihabara-bc.jp/akiba-vtuber-fes2023/

https://akihabara-bc.jp/dmm-make-akiba-akusuta/

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