オタグッズの代表格と言えばアクスタ!(異論は認める)
最近では自作アクスタと一緒に撮影した画像をSNSにアップするという風潮が高まってきていますね。
しかしながら、自分の思ったようなアクスタが作れなくて「(´・ω・`)」になったことはありませんか?
ということで今回は、クオリティの激高アクスタを作成するためにDMM.make AKIBAさんに行ってきたので、その模様と施設紹介を行いたいと思います。
DMM.make AKIBAとは?
秋葉原駅中央口から歩いてすぐ。
富士ソフトビル12階に展開する『モノづくりのためのコワーキングスペース』がDMM.make AKIBAです。
『ものづくりと秋葉原のブログ』である秋葉原ベースキャンプには何かと相性が良さそうなコンセプトですね!
モノづくりに特化している施設ということで、様々な機材や加工機械が設置されています。
ワークショップや交流会も開催されているので興味のある方は公式サイトをチェックしてみてください。
また、シェア・レンタルオフィスも展開しており、スタートアップ企業がプロダクト開発を行うために適した環境も整っているので、新たなチャレンジを行いたい方にもおすすめできます。
アナスタシアのアクリルスタンドを作ろう
今回はDMM.make AKIBAで秋葉原ベースキャンプ所属、アナスタシアのアクスタを作成しよう!ということでお邪魔してきました。
DMM.make AKIBAにはアクリルスタンドを作成するために必要なレーザーカッターとUVプリンターがあるということで、その実力や如何に!といった感じですね。
↓アナスタシアに関しての詳しい情報は以下から
アナスタシアアクスタ作成事前打ち合わせ
まずは事前に送付しておいたデザインを元に見本として作成されたアクスタをチェックします。
詳しくは後程記載しますが、UVプリンターはクリア塗料を噴出して着色するものなので、元データの調整と吹きつけ回数で発色が変わります。
よりイメージに近い発色を実現するために、明るさ調整と吹きつけ回数をどうするかを打ち合わせ。
合わせてカットの大きさもこの時に決定を行います。
以前作成したアクスタの大きさは台座込みでおよそ15cm。
今回作成するアクスタは20cm超えの大型のものを想定しました。
レーザーカッター及びUVプリンターで作業可能なものなら大きさは自由です。
小型のデザインにして1枚のアクリル板から何個もアクスタを作成するのもよし、大型のアクスタを作成するのもよしですね。
まずはレーザーカッターでアクリルをカット
アクスタの作成方法としては
・アクリル板をデザインの形にカット
・カットしたアクリル板を着色
・背面を白く塗り仕上げ
という順番になります。
アクリル板をカットするためのデータは事前に送付済み。
イラストレーターファイル(aiファイル)でデザインを作成し、レーザーカッターに接続しているPCでカット用データに変換します。
作製したデータを元にアクリル板をカットするための準備をおこないます。
ここで重要なのはカットラインがアクリル板からはみ出ないように調整すること。
調整は手動で行うタイプなので、しっかりとカットデータとアクリル板を合わせるようにしましょう。
セットし終わったらカット開始。
こちらのレーザーカッターなら10mmの厚さまでなら問題なくカットできるとのことです。
ワンポイントアドバイス!
カットのスピードをゆっくりにすることで断面のカット跡が綺麗になります。
スピードを上げて大量に加工を行うか、ゆっくりとカットして仕上がりを綺麗にするかは自身と相談して決めましょう。
UVプリンターでイラストを印刷
カットが完了したら次はUVプリンターでデザインしたイラストを印刷していきます。
事前に試作されたものと見比べつつ今回はコントラストを上げて2回印刷を行う事に。
こちらも色の調整等は接続されているPCで行えます。
まずはアクリルの接着面のガイドを印刷。
このガイドに合わせてカットしたアクリルを貼り付けてイラスト印刷を行います。
貼り付けるとこんな感じ。
UVプリンター。名前の通り、UVライトで噴出したインクを固めながら印刷するプリンターとなっています。
様々な素材、形状の物に印刷を行えるので、オリジナルグッズの作成が捗りそうですね。
インクはクリアの物を使用しているので、1回の噴出だけでは色が少し薄いと感じるかも知れません。
なので今回は2回印刷を選択したんですねぇ。
・1回印刷
・2回印刷
そして最後に白を全面に塗って完了となります。
アクリル板にクリアインクで印刷しているので、最後の白塗りを行わない場合、後ろが透けて見えてしまいます。
あえて透けさせる表現を行う場合そのままでもいいかと思いますが、パリっとした発色を行いたい場合、最後はしっかりと白塗りをしてフィニッシュしましょう。
完成したアクスタをチェックしていく
今回作成したアナスタシアのアクスタを試作品・1号機とともに確認していきましょう。
※左:試作品。中央:1号機。右:本印刷。
使用したデータの違いもありますが、350dpi程度のデータを使用すると20cm前後のアクスタなら綺麗に印刷が可能です。
発色に関しては作成する人の好みもあるかと思いますが、クリアインクを使用するのでコントラストを若干強めにすると線や影が綺麗に印刷されますね。
DMM.make AKIBA各種機材の利用を行いたい方へ
今回紹介したレーザーカッターとUVプリンターを使用したい方向けのドロップインプランもあります。
機材使用における既定の講習を受けることで自由に機材を使用できるようになります。
アクリルスタンド作成したい場合の例になりますが
▼予算
・ライセンストレーニング受講料4,400円
(レーザーカッター/UVプリンターそれぞれ初回利用時のみ発生)
・レーザーカッター/UVプリンター利用料 1,100円/30分
・ドロップイン料金(施設利用料) 4,400円/4時間〜
※利用可能時間帯は平日10:00〜18:00
※機材の使用は事前に予約が必要。
まずは機材を使用するための講習を受け、その後利用料を支払って作成を行うという流れになります。
何はともあれどんな些細な質問でも受け付けているので、気軽にオンライン相談から始めてみるのがベターかと思います。もちろんオンライン相談は無料です。
詳しくは『はじめての方へ』のページをご覧ください。
直接オンライン相談ページに行きたい方はこちらから。
AKIBA VTuber祭にてアクスタ展示予定
今回作成したアクスタも含め、他デザインバージョンのアクスタもAKIBA VTuber祭・DMM.make AKIBAブースにて参考出展致しますので、オリジナルアクスタを作成してみたい方はチェックしてみてくださいね。
DMM.make AKIBAも協力企業様として出展、AKIBA VTuber祭は4月22日・23日開催です!