昨年に引き続き、今年も株式会社タカラトミーの株主総会に行ってまいりました。
その様子をレポートします。
昨年の様子はこちら↓
株式会社タカラトミー 第70回定時株主総会に行ってきた
タカトミ総会2021 会場の様子
今回の株主総会の会場はいつもの「かつしかシンフォニーヒルズ」!!
…ではなく、JR浅草橋駅前の「ヒューリック浅草橋ビル」2Fの「ヒューリックホール」でした。
このビルは、今話題の「新国立競技場」などでおなじみの建築家、隈研吾がデザインコンセプトを担当したらしいです。
昨年まで使用していたシンフォニーヒルズのモーツァルトホールは収容人数1318人に対し、浅草橋ヒューリックホールの収容人数は400人。
コロナ禍において規模縮小という事ですね。
実際、招集通知にも「なるべく来るな」的な案内が同封されていたり、後から様子をオンデマンド配信するなどの対応もなされています。
まあ、おれ行っちゃったけど。
個人的に今回の会場の方がアクセスが良いので、今後もこちらで行ってもらいたいものです。
アキバも近いしね。(隣駅)
タカトミ総会2021 入場
開場入り口で検温を済ませたら、入場整理券・出席表・質疑応答の時に掲げるヤーツ・招集通知を受け取り入場です。
お土産はありませんが、お茶とマスクが入った袋をもらえました。
ちなみに会場内は飲食禁止です。
昨年同様に展示物の類は一切ありません。
座席は間隔をあけて150席程度、出席者は50人くらいでした。
事業報告&質問コーナー
さて、肝心の事業報告や質疑応答に関して、オタクが聞いて面白い部分だけをピックアップして紹介していきます。
ちなみに、会場内は録音禁止なのでメモった内容が元のうろ覚えな内容です。
あまり本気にしないでください。
詳しい情報は待とう!オンデマンド配信!!
事業報告
新中期経営計画にて、これまでは3-6歳を対象に玩具を中心としたターゲティングをしていたが、コロナ・少子化・キダルトなど環境変化を踏まえ、全年齢に対して”アソビ”を提案していくとの説明があり、各地域に適した定番ブランド・IPを訴求していきたいとの事でした。
この際、説明スライドには日本向けIPの例としてトミカ・プラレール・デュエルマスターズ、グローバル向けとしてゾイドなどのブランドロゴが映し出されていました。
また、IPの映像に関するスライドではシンカリオン・ラブパトリーナ!・マジカパーティが映っていました。
今、地上波放送しているタイトルを並べただけで深い意味は無いかと思いますが、プリティーシリーズが居ないのはファンとして少しドキッとしました。
質問コーナー
昨年と同様に報告と決議以外の質問はご遠慮くださいとのことでしたが、皆様”新中期経営計画”にかこつけてオタク向けな質問をしていました。
Q.中期経営計画のIP投資について。タカラトミーの公式サイトからイナズマイレブンが消えたが、イナズマイレブンはその、IP投資に含まれているか。
A.IPに期待が高いことは存じているが、IP投資に関するこの場での回答は差し控えさせていただく。
いきなりイナイレが来ました。
ここでは詳しく書きませんが、イナイレはゲームの発売延期で玩具やメディアとの連動がメチャクチャになっておりファンの方は、たまったものではないでしょうね…
Q.中期経営計画に”モノづくりへのこだわり”とあるが、商品品質向上についての取り組みがあれば教えてほしい。
A.品質に関して迷惑をかけており申し訳ない。ノウハウの見える化を行っている。新しい玩具を開発する際にデータベースからエラーを予見できるようなプロセスを作る。
補足 メーカーとして絶えず改善していかねばならないと認識している。品質管理が甘いとグローバル化を求める中でロットを増大した際にリスクが大きくなってしまう。重要な問題として品質向上に努める。
ファンの間でタカトミ製品は品質管理が甘いとの共通認識があります。
トランスフォーマーでは組み間違いや成型不良などを引くこともザラですね。
Q.少子化を課題としているが、大人のマニア向け商品の開発投資などは行っているか。
A.長いブランド、たとえばトミカ・リカちゃん・トランスフォーマー・ベイブレードなど、ここ数年で大人のファンも購入することがわかった。大人のファン向けにどのように訴求していくか、より重点的に考えていきたい。
補足 たとえば、デュエルマスターズなど子供の時に遊んでおり、大人になった今、購入してこそいないが興味はあるという方にアプリゲームのニーズがあった。これをアソビに対する投資の事例としたい。
いろんなIPの名前が出てきました。
現在でもトランスフォーマーやダイアクロンは、ほぼ大人向けの商品だと思いますが、懐かし需要的なものを掘っていくのでしょうか。
びっくるんパ(昔あったトミーの変形玩具)とか再展開して欲しいですね。
Q.6歳の子供がおり、ラブパトリーナが好きなのでラブパトシャッフルを買ったのだが、カードの読み取り遊びができず、大人がやっても難しかった。子供が遊べる商品開発をしてほしい。
A.申し訳なく思う。同じようなクレームも頂いている。肝に銘じて今後の商品開発に活かしていきたい。
確かにカード読み取りが難しいようで、ラブパトリーナの玩具紹介ページトップにも読み取り手順の動画がありますね。
今年は会場規模を縮小しての開催
今年は会場規模を縮小しての開催となりましたが、昨年よりも元気のある(?)ものとなっていました。
様々なコンテンツの名前も上がり、聞いていて楽しかったです。
来年こそは展示もある開催ができる状態になってほしいものですね。
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