RazerのレバーレスアケコンKitsuneレビュー
ストリートファイター6の人気は目を見張るものがありますね。
先日行われたCRカップの影響で、更にスト6の売り上げが上がったとのことです。
軒並み様々な通販サイトでは格ゲー用のアケコンやパッドが売り切れ状態。
そんな中発表されたRazerのレバーレスアケコン、Kitsuneは予約の段階で瞬殺!
今回は運よくKitsuneを入手できたので、早速商品レビューを行っていきたいと思います。
レバーレスアケコンとは?
その名の通りレバーが無いアケコンとなっており、移動やコマンドにボタンを使用するタイプのアケコンです。
以前秋葉原ベースキャンプでも、MadCatzのアケコンをレバーレス化したこともありますので、気になる方はそちらも合わせて参考にしてみてください。
格闘ゲームと言えばレバー操作でしょ!
という常識を覆す画期的なこちらの製品。
数年前まではレバーレスタイプの使用者はかなり少なかったのですが、今では多くのプレイヤーが使用しています。
使用キャラによっては明確にメリットを享受できるというのが理由なのですが、競技シーンが強まってきているため「勝つため」のデバイス選びの候補として台頭してきたという感じですね。
もちろんレバー型もまだまだ人気であり、好んで使用している人もいるのでレバーが不利とかそういう話ではありません。
https://akihabara-bc.jp/2023-kakuge-device/
Razer Kitsuneとは?
Razerと言えば古くはPS3、XBOX360の時代からアケコンを開発しており、その他のゲーミングデバイスにおいても世界中で有名な企業となっています。
そんなRazerが2023年9月29日に最新のアケコンを発売。
昨今のレバーレスブームを受けてか、SONY公式のライセンスを受けた「Razer Kitsune」を世に送り出しました。
この記事を執筆している10月1日現在、基本的にどこの店舗でも入手困難状態。
Razerデバイスの旗艦店である秋葉原のRazer Storeにおいても展示品で試遊できるだけの状態。
本当に入手できたのは運が良かったとしか言えません。
Razer Kitsune開封
秋葉原ベースキャンプ的には何事も秋葉原内で完結させたい!
ということで、しっかりと秋葉原内にある店舗「TSUKUMO ex」内にあるRazer Storeに行ってきました。
無事に予約争奪戦を潜り抜けた先にある勝利。ありがとうTSUKUMO!
では早速Razer Kitsuneを開封していきましょう。
まずは外箱表面。
Kitsuneはかなりの薄型+小型なので箱はそこまで大きくありません。
ヘタするとキーボードの箱よりも場所を取らないかも…
こちらは裏面。
天面、ボタンが取り外しできるようです。
外箱はシールで貼り付けられています。
カッター等を使用しないでも開封可能なのですが、個人的にこのタイプのシールは好きじゃないんですよね。
何て言うか…しゃらくさい感じしません?
化粧箱はかなりの高級感があります。
箱を開けると本体がお目見え。内箱無しでいきなり本体が登場します。
マットなアルミの質感が素晴らしいですね。
箱から出してみるとこんな感じ。
再生紙を使用したアクセサリーボックスも同梱されています。
Razer Kitusne同梱物
次に同梱物を見ていきます。
接続用のType-C to Aケーブル。Razerのロゴ入り。
説明書といつものステッカー。
CHOMA対応商品についてくるやつですね。Razerロゴはプリズムステッカーになっています。
ケーブルの端子カバーを外して見てみましょう。
Razerのケーブル端子と言えばパーソナルカラーのグリーンが使われていることで有名です。
もちろん今回もグリーン加工されています。
また、基本的にキーボードやマウスは専用ケーブルしか使えませんでしたが、今回はどうでしょう…
後で確認してみます。
Razer Kitsune本体チェック
続いて本体をチェックしていきます。
メインボタンは移動用4個、攻撃用8個。
上部にはPSボタン、オプションボタン、クリエイトボタン、タッチパッドが設置されています。
オーソドックスな公式ライセンス品の配置と同じ感じですね。
メインボタンはRazerのキーボードにも使用されているオプティカルスイッチのロープロファイル版(スイッチの高さが低いタイプ)。
こちら、通常のスイッチがメカ的に「カチ」っとオンになると反応するのに対し、オプティカルスイッチは光のオンオフで反応を行います。
詳しくはRazerの公式サイトをご確認ください。
ちなみにこちらがRAZER DEATHSTALKERシリーズに使用されているロープロファイルのものです。
このように背の低いスイッチを採用することで本体を薄型にすることができるんですね。
また、光りセンサーを使用することでスイッチのメカニカル的な故障に影響されず、尚且つ高反応なアケコンを実現できています。
ケーブルの脱着にロック機構を採用。
ケーブル接続後にロックすることで、対戦中にケーブルが抜けることを防ぎます。
どうやら端子周りの大きさが一定以下なら純正ケーブル以外も使用できるようです。
こちらはJBLのマイクに付属していたケーブルですが、問題なく接続できています。
ただし、純正ケーブル以外ではロック機構の性能を充分に活かせない可能性があるので、使用の際は極力Kitsune同梱のケーブルを使用するようにしてください。
今後ケーブル単品で売ってくれるのか、注目ポイントになりますね。
もちろんライティングにも対応しています。
PS5やPCに接続するだけでゲーミング的なライティングがはじまります。
ライティングの変更は本体だけで行うことができ、発光パターン・発光速度を都度変更可能です。
最後にKitsune本体がどれくらい薄いかの画像を載せておきます。
高さ2cm、重量800gの驚異の携帯性。
大会やイベントに持っていくのも苦にならないですね。
Razer Synapse3に…
Razer Synapse3には…何と対応していませんでした。
SONY公式ライセンスを取得している影響かも知れませんね。
PC系のデバイスはボタンマッピングやマクロ機能を追加できることが多いのですが、その兼ね合いでしょうか?
とは言え、今後対応する可能性もあるので、PC使用の際に諸々カスタマイズできそうな感じがします。
本体で発光パターン等が搭載されているのもその影響かな?と考えています。
デフォルト配置で使用する人には超おすすめのアケコン
CPTルールに『攻撃ボタンは11ボタンまで可能』というルールが追加されました。
これによりボタンを増やしたカスタムアケコンが人気になっていますが、一般的な攻撃8ボタンアケコンで問題ない人には超絶おすすめ出来るアケコンとなっています。
薄型軽量、オプション系ボタン完備、Razer独自のスイッチによる高速入力可能。
他のアケコンにはないKitsuneならではの強みがあるので、唯一無二の特徴を持ったアケコンとなっています。
また、地味にSONY公式ライセンス取得のPS5用レバーレスの選択肢が他に無いというのもKitsune一強になりそうな状態ですね。
価格はそれなりかと思いますが、それに見合った性能は間違いなくあるので、見つけたら即買いくらいの気持ちでいていいかと思います。
https://akihabara-bc.jp/2023-kakuge-device/