秋葉原で活動する人々や、秋葉原で働く人々にインタビューを行い、胸に熱く滾る秋葉原愛をお届けするという企画となっています。
また、インタビューを行った方からお友達を紹介していただき、秋葉原の輪を繋いでいこうという趣旨もあります。
第6回目の今回は、秋葉原に忍者モチーフの「不忍カフェ」他、複数店舗を展開する敏腕女性社長「神保千世」さんにお話を伺ってきました。
↓秋葉原の「人」に聞く、第5回目はこちら。
不忍カフェにお邪魔をしてインタビューを慣行
本日、神保千世さんにお話を伺うために秋葉原にあるコンセプトカフェ「不忍カフェ」にお邪魔してきました。
外観からわかるように舞台となるのは「万世城(お城)」となっており、殿・姫として迎え入れられた我々が仕えの忍者達に給仕をされるという忍者コンセプトのカフェとなっています。
秋葉原の中でも今では珍しいエンタメ色の強い店舗となっており、フードやドリンクを楽しむだけでなく忍者達によるアミューズメントパフォーマンスも同時に楽しめます。
演舞(ライブパフォーマンス)、板割、手裏剣(ダーツ仕様)など、お客様自身も参加して楽しめるメニューが盛り沢山。
秋葉原でエンタメを楽しみたい方におすすめの店舗となっています。
秋葉原 不忍カフェ
所在
〒101-0021 東京都千代田区外神田１丁目２−３ 2･3･4F O.S.BLDG
電話番号
03-6260-8313
営業時間
平日：16:00～22：00
土日祝：13:00～22:00
公式サイト
公式Twitter
神保千世-メイド喫茶界隈に飛び込む-
Q
本日はよろしくお願いします。
まずは秋葉原に来た頃のことを教えてください。
A
よろしくお願いします。
元々地元が滋賀県でして、秋葉原で働き始めたのは2015年です。
いわゆるメイド喫茶業界に飛び込んだのは2013年なんですけど、秋葉原で働き始めたのはそれから2年後になりますね。
Q
コンカフェ・メイド喫茶系で言うと一番最初は秋葉原以外から…？
A
最初は秋葉原ではない土地でメイドさんをしていました。
でもそのお店の入っていたビルが改装工事をするというので閉店になってしまいました。
2年くらいメイド喫茶で働いてみて、メイドさんも凄く好きでしたし働くのも面白くて楽しくて…
色んなバイトもしてみたんですけど、メイド時代のご縁があってここ(不忍)にたどり着いてって感じです。
最初は週一、片道1時間半の距離を移動
Q
秋葉原一発目で働き始めたところでずっと続けてるんですね
A
はい。
ただ最初、私八王子に住んでいたので移動が大変でした。
八王子と言っても山奥に住んでいたので、片道1時間半くらいかかりました（笑）
ありがたくも前社長に声をかけて頂いたのですが、大学も忙しく、週一くらいしか出れません・即戦力になるかもわかりませんとお伝えしたところ、「それでも是非」と言葉を頂き、アルバイトで不忍カフェに入りました。
頑張っても週二、三回くらいしか入れなかったんですが、とても良くしてもらいました。
ただ大学卒業とともに一回不忍を卒業して就職を挟んでいます。
超絶ブラック企業でやりたい仕事に悩んだ
Q
新卒で就職した後、再度また不忍に戻るという流れですか？
A
新卒で小さな出版社に就職したんですけど、社長のワンマンで、ザ・ブラックを体現したようなところでした。
精神的強さには自信があったのですが、体がもちませんでした(笑)
仕事としては、雑誌に載っている広告を売っていたんですよ。
いわゆるBtoBの広告営業のお仕事をしている中で、本当は目の前にいるお客様を笑顔にするのが好きなんだなっていうのに気付いて…
出版社は私に合わない仕事だと気付いたので、4月に新卒で就職しましたけど12月には退職しちゃいました。
そして一度滋賀の実家に帰り、長い冬休みを過ごしていました。
退職から1ヶ月経った頃には不忍へ…
Q
その後いつくらいから不忍に戻られましたか？
A
出版社を退職した翌月にあたる1月には働いてました。
どこから聞きつけてくれたのか（笑）前社長から連絡がきて「うちの会社に戻ってこないか」って言ってくださったんです。
「もう一回東京で頑張ってみるか！」という気持ちもあり承諾しました。
Q
東京から実家に帰って、ほぼトンボ返りみたいな感じで…
A
そうです。
戻ってからまず最初は経理からスタートしました。
キャストとして出戻りではなく裏方の仕事を行って欲しいと言われ、経理だけではなく人事・労務・面接など含め総務全般をやりましたね。
コンセプトカフェと言っても株式会社なので、普通の株式会社がやっていることをしてたと思います。
大きな会社ではないので、激務ということはなかったんですが、暇な時間はありませんでしたね。
Q
そこから徐々に表に出るようになった感じですか？
A
やはりキャストが足りない日もあったので、そういう日はヘルプみたいな感じで店舗に出ることもありました。
また、働いている女の子達とも関係性を作っていきたいので色々話をしたり…
みっちり1年経理を覚えた後に、全店舗の責任者になりました。
その時にはほぼ完全に表舞台に戻り、従業員の指導・教育に励んでいました。
その後、2020年3月に代表取締役に就任しました。
今後のコンカフェ展開、新たな事業展開
Q
今後、神保千世さんがお店や会社をどのように展開していきたいかという展望はありますか？
A
不忍カフェを、「秋葉原のコンセプトカフェ」を体現するようなお店にしたいと思っています。
不忍カフェというブランドをもっと広げていきたいので、元々のコンセプト力とパフォーマンス力で、もっと新規様やリピーター様を増やしていきたいというのが強い想いです。
店舗の拡大と言うなら、秋葉原に鍼灸院をつくりたくて。
鍼灸専門学校に3年通わなければいけなくて、現在2年目の後期です。
平日は毎日学校に行ってから仕事に来ています！
Q
学生社長ってやつじゃないですか
A
実はそうなんですよ。
秋葉原には、コンカフェという心の癒しの場所はありますが、体の癒しや美を追求できる場所はまだ少ないです。
美容鍼灸にとても興味があるので、そこに特化した鍼灸院にしたいです。
もちろん男女とも気軽に入れるお洒落な鍼灸院をつくりたいです！
店長や従業員たちが頑張ってくれているおかげで学校に通えてるので、私も頑張ります。
第6回、秋葉原の「人」に聞くを終えて
今回は今まで以上に出てくるお話のボリュームが多くて全てを記事にすることが困難でした。
木村拓哉さんが来店した時はファンの方の来店が増え、てんちむさんが来店した時には求人応募が一気に増えたお話とか興味深かったです。
どこかで出せるものがあれば特別編…なんて出来たらいいなと考えています。
学生時代から様々な経験をし今では2代目社長にまで上り詰めた神保千世さん。
今後秋葉原でどんな展開をしていくのか！？
秋葉原ベースキャンプでもその動向を見守っていこうと思います。
興味のある方は神保千世さんのTwitterもチェックしてみてくださいね！
神保千世Twitter
