コトブキヤ2023年株主総会レポ 株式分割後初の総会
今年もコトブキヤの株主総会に行ってきたのでザックリとレポします。
株式会社壽屋第70回定時株主総会に行ってきた
会場入り口にはスタンディやウドラも。
ホールでは開始までメガロマリアなど自社製品のPVが流れていました。
株式会社壽屋第70回定時株主総会 質疑応答
ホビー関連の質問を紹介
Q.中国との関係について、以前の総会にて金型の引き上げなども視野に入れて中国との関係を考えていくといった発言があったが、これからの展望的にはどのように考えているか
A.現在、一部の金型については国内に移管してたり国内メーカーと立ち上げたブランドもあり、それらは国内生産を中心に展開していく予定。
しかし、キャパシティの問題ですぐにすべてを移管することはできない。
タイなどにも進出などのアイディアもあるが、これからの事。
中国との関係について、商業レベルでは友好関係を作る動もある。
いずれにせよ少しずつ実行に移している。
Q.9/19に発表されたブランド『TOKYO Mark』について、国内製造や協業体制というのは販売側に対してはアピールしやすいかと思うが、消費者に対してのメリットがわかりづらい。
どのようなブランドにしていきたいのか教えてほしい。
A.国内生産による開発期間の短縮、運送費の削減、再生産が早くなるといった事によりお客様が買いやすくなるのがメリットと考えている。
Q.株価について、分割後に株価が下がっていることについてどう考えているか。
A.投資家から見てコトブキヤに対する期待値があまりないという意見の表れかと感じている。
利益を上げるのは当然だが、将来に向けてコトブキヤが大きくなっていくビジョンがイメージできれば期待値として株価が上がるのではないかと考えている。
海外のイベントに参加するなどブランド力を上げるための施策を行う、新事業の開拓を発表するなど。
クラウドファンディングにて『ハンドモデル』を発売し、現在一般販売分の予約を取っているがダイレクト通販での8割弱が新規のお客様で美術関係の方が多く、プラモデルやフィギュア以外のマーケットがあるという事に気づかされた。
そういった横展開なども行い裾野やマーケットを広げ期待値が上がればと考えている。
今後も成長していく可能性がある企業だと思えるような発表をし続ける。
Q.新規ユーザー獲得に向けた取り組みについて、『ハンドモデル』で新たなユーザー開拓できたとの話があったがクラウドファンディング返礼品が届いてからの方がネットなどで新規ユーザーへの訴求があり、クラファン開始時はホビーファン以外への訴求が弱かったように感じられた。
今後新たなユーザー獲得へどのような施策を考えているか教えてほしい。
A.実際の測定値ではMakuake発表時が一般ユーザーやメディアなどの反響が一番大きかった。
とは言え、そのような意見がいただけるのであれば、まだ情報拡散が足りなかったとも思う。
本社付近にある、美術大学との連携やメディアへの情報出し、漫画家・イラストレーター、コミケなどイベント出展などで告知していきたい
株式分割後初めての総会
今年に入り株式分割を行ったが、総会の参加者が増えた印象はありませんでした。
また製品に関する質問は少な目かなと感じました。
アキバの実店舗はかなりにぎわっている印象なので頑張ってほしいですね。