GamerFingerメカニカルスイッチ交換【アケコン改造】
アケコンのボタンにメカニカルスイッチを搭載するというのは画期的な事ではないだろうか!?
耐久性もばっちり、プレイヤーのプレイスタイルに合わせて換装可能、ガワが壊れない限りスイッチを交換し続ければずっと使える。
そんなコスパ抜群のGameFingerボタンに合うメカニカルスイッチは何なのか?
スイッチを交換しながら格ゲーに合ったボタンはどれかを検証していきたいと思う。
青軸? 赤軸? メカニカルスイッチの基本
メカニカルスイッチには色々な種類があるのを知っているだろうか?
押した時の感触やスイッチを入れる為に必要な重さが変わってくる。
スイッチの部分は『軸』と呼ばれ、その軸の色によって特性が変わってくる。
メカニカルスイッチのシェアは主に、ドイツのCHERRY社の製造するスイッチであり、『メカニカルスイッチ』と言えばCHERRY MXスイッチの事を指す。
まずはざっくりとメカニカルスイッチの特性についての説明をしたいと思う。
ボタンの重さ
←重い 軽い→
黒軸 青軸 茶軸 赤軸 ピンク軸
スイッチ音(押した時の音)
あり・・・青軸 茶軸
無し・・・黒軸 赤軸 ピンク軸
となっている。
これ以外にもゲーミングメーカー等が独自に製造した『緑軸』や『オレンジ軸』『黄軸』等も存在する。
GamerFingerボタンのスイッチ交換
採用されているのは銀軸
さて、GamerFingerボタンに採用されている『銀軸』とはいったどのような特性を持っているのかをまず確認しておきたい。
メカニカルスイッチの中でも比較的最近出た種類の軸。
キーストローク(押下距離)が他の軸よりも短く、アクチュエーションポイント(スイッチがオンになる位置)が短いのが特徴。
スイッチを押した際の音も静かな静音仕様となっている。
高速反応が必要なFPSや格ゲーに向いており、最近では銀軸搭載のキーボードの売り上げが伸びてきている。
GamerFingerボタンは最初から銀軸が搭載されているので、このまま使用しても何も問題はないのだが、折角交換出来る仕様なので自分のプレイに合った軸は何なのかを模索していきたい。
メカニカルスイッチの交換
今回用意した交換用スイッチは3個。
青軸、赤軸、黒軸だ。
ちなみに、交換用スイッチは1個180円ほどで購入が出来る。
今回は千石電商で購入してきた。
アケコン系パーツについては以下の記事を参照して頂きたい。
まずは最初から付いていたスイッチを外すのだが、その前に蓋を外す必要がある。
蓋というか、ボタン上部になるのだが、横から見ると爪で止まっているのが分かる。
このボタンは
上蓋
中蓋
本体
の順番で形成されている。
一番上のクリアパーツ(上蓋)を外すと今度は中蓋を外せるようになる。
分解するとこのように3つのパーツに分かれる。
分解したら裏返しにして、真ん中の穴から出ているスイッチ底部にドライバーを当てる。
少しずつ力を加え、コンコンと叩いていくとスイッチが外れる。
スイッチを取り外した形がこちら。
次にスイッチを交換する。
端子とボタン本体に空いてる穴を合わせて上から押すだけ。
これで交換完了だ。
実際に試してみる
青、赤、黒とスイッチを交換してボタンの押し心地を確かめてみた。
青軸
スイッチングの際のカチカチが気持ちよく感じる。
GamerFingerボタン自体が静音仕様なので、ボタンを叩いた時の音を必要としてる人は青軸を選ぶのをお勧めする。
カチっと音が鳴るまでスイッチは入力されていないので誤爆は防げそう。
ただし、スイッチが入るまでの『遊び』も存在する為、慣れるまで押したと勘違いしそうではある。
どちらかと言えば格ゲーよりもシューティングゲームをやる人に向いているかも知れない。
赤軸
銀軸とほぼ同じ性能なのだが、こちらの方がアクチュエーションポイントもストロークも長い。
ボタンの上に指を置いてプレイをしつつも、ある程度の静音性を欲しい人は赤軸を選ぶべきだと思う。
銀軸を使用していて『今の押してないって!』が多発する人は赤軸に移るべきだろう。
逆に、赤軸を使っていて『今の押したって!』が多発している人は銀軸向けなのかも知れない。
黒軸
指を置いてるだけでは絶対に誤爆しない程重いスイッチ。
反発力が高いスイッチを好む人にはうってつけ。
弾くタイプの操作をする人よりも、押し込むタイプの操作をしている人に向いている。
どちらかと言うと格ゲーには向いていない印象だ。
銀軸は格ゲーに最も適しているメカニカルスイッチ
何種類かの軸を使ってみて感じた事は
・アクチュエーションポイントは適度に短い方がいい
・指置きプレイをしないのであれば銀軸が一番反応が早い
・三和ノーマルボタンに近い感覚は青軸
どの軸も特徴があって素晴らしいとは思うが、やはり格ゲーという部分で見るとどうしても銀軸以外は選択肢から外れてしまう。
高速入力が重視される格ゲー界において、銀軸のスペックはやはり魅力的だった。
なぜGamerFingerボタンに他の軸ではなく銀軸が採用されているのか、それが今回分かったような気がする。
おまけでレバーボールも交換した
ボタンを交換するならレバーボールも、という事でボタンと一緒にレバーボールを購入しておいたので、おまけとして交換方法を書いていきたいと思う。
まず、レバーボールを外す所から。
レバーのシャフトにマイナスの切れ込みがあるのでそこをマイナスドライバーで押さえる。
レバーボールとシャフトを反時計回りに回して、ボールを外す。
※固く締められているので注意して作業をする。
今度は逆の要領で時計回りに回してレバーボールを取り付ける。
しっかりと締めておかないとプレイ中にボールが緩むので、強く締める。
完成
おまけのおまけ
通常の三和レバーボールとHAYABUSAレバーボールの違い。
HAYABUSAレバーボールには金素材が使われており、高級感がある。