AKIBA VTuber祭に向けて製作したガレージキット「アナスタシア」と、組み立て方
AKIBA VTuber祭に向けガレージキットを製作してみた!
なかなか大変でした‥
AKIBA VTuber祭。
せっかくのお祭りだから何か面白いものを出したいよね、ということで出し物としてガレージキットを製作することに。
そういう方面の会社ではないのでノウハウがほぼほぼない状態ではありましたが、
社内のMさんが3Dデータをいじれるという事でプロジェクトスタート!
社内にデジタル原型師が誕生した瞬間です‥、あれ?上手くない?
出力用には光造形式のプリンターがいいだろうということで、機器を導入しパーツを量産。
こちらも社内に触った事がある人がいたので順調に動作。
後はひたすら量産、量産。
皆で分担して進め、何とか5セット販売用を確保できました。
社内用を含め10体製作しましたが、数人がかりで2~3ヶ月かかりました。
人件費を考えるとヤバいやつです‥が、今回はお祭り。
盛り上げに貢献するためこのあたりは見なかったことにします。
自分たちで組み立ててみた
ちゃんと塗装まで行いました
ここからはキットを購入した方向けの内容です
パーツが不足していたら?壊れていたら?
お手製のキットであることから、どうしても欠損や気泡などが発生してしまいます、ごめんなさい。
こういった部分はパテや補修用のレジンで修復してください。
ただ欠損箇所が大きすぎる場合など、どうしても修正不可能なパーツについては交換させていただきます。
大変お手数ですが下記の方法でお知らせください。
■保証期間
購入から1ヶ月【2023/05/23まで】
■取り寄せ方法
下記の連絡先へ、4つの必要事項を記入してご連絡ください。
1)住所
2)氏名
3)電話番号
4)必要なパーツの名称
※キット同梱の、パーツリストに記載している名称をご記入ください
■連絡先
hidetoshi.gomi@neuron-network.co.jp
キットを組み立てよう
まずは4つの注意事項を確認
①高温に晒すのはNG
ガレージキットをお湯やドライヤーで温めると聞いた事があるかもしれませんが、これは熱硬化性のレジンに対する矯正方法です。
本キットはUVレジンを使用しているため、温めるとキットが劣化してしまいます。
②袋から出すときは手袋着用
硬化が十分でないキットが混じっている事が考えられます。
これらに素手で触るとレジンアレルギーのリスクが増大しますので、念のため手袋をして開封をお願いします。
硬化が十分でないとキット表面がベトつきます。
この場合は以下のように洗浄・硬化を行ってください。
1)中性洗剤で洗う
・水温はぬるま湯以下
・歯ブラシなどで擦る
※細いところを折らないように注意してください
2)以下の場所・条件で紫外線(日光)に晒し、硬化させる
・直射日光の当たらない明るい場所
・風通しがよく涼しい場所
・硬化時間は1日程度
・裏表十分に硬化するよう、途中ひっくり返す
③不要部分を確認
キットにはサポート(プラモでいうランナーのようなもの)が残っている場合があります。
必要な部分を欠損しないよう、サポートだけを的確に切り取ってください。
サポートは次のような形状をしています。
1)細い線(図中赤色部)
2)円柱形状で、先端が細くなっている枝のような部分(図中赤色部)
3)必要部分同士に繋がっていて、両端が細くなっている部分。(図中赤色部)
またサポートが繋がっていたところには小さな凹凸ができています。
必要に応じて削り取ったり、パテ埋めするなどして均してください。
④部品同士は真鍮線などで接続
キットの凹凸を組み合わせただけでは固定できない、支えられない部品があります。
必要に応じて真鍮線やピアノ線で部品同士を接続してください。
不足している部品が無いか確認しよう
キット付属のパーツリストを参照し、すべての部品が揃っているか確認してください。
複数入っているパーツは予備として使ってください。
仮組みしよう
まずは仮組みして、フィギュアが自立するようにします。
ピン打ちなどしていきましょう。
仮組み出来るとこんな雰囲気です。
以降の説明をもとに、ここまで組み立てましょう。
パーツが上手く組み合わせられないとき
ダボ(接続部の凹凸)がピッタリ組み合わせられない場合は以下の手順で調整してください。
1の加工で入らなければ2、2の加工で入らなければ3と進めます。
1)ダボの凸部周辺を凹ませる(0.3mm程度)
※縁など、組み合わせ後に外から見えるところを削ってしまわないように注意。
2)ダボの凸部を短くする(0.5mm程度)
3)ダボの凸部を細くする(全周0.1mm程度)
組み立て方がわかりにくい部分
①はね毛
前髪の割れているところへ接着します。
非常に小さく紛失しそうなので、サポートを付けたままにしています。
切り取り時に折ってしまわないように気をつけてください。
②リボン
シリンダー(青色部)へリボンを取り付けます。
取り付けにはシリンダーの溝を利用してください。
部品には向きや、右用左用があります。
向きについては、ロゴやリボンの形状に気をつけて取り付けてください。
右用左用の判別は、付け根のマークで判別してください。
図の向きで左側に接続されるリボンには、付け根に2箇所マークがあります。
右側はマーク1箇所です。
③ケーブルの接続
ケーブルを図の2箇所に差し込みます。
穴が浅く取り付けできない場合は、ドリルなどで穴を深くしてください。
※形状を決めた後差し込んでください。差し込んでから曲げようとするとキットが破損します。
④デカールの貼り付け
まず貼り付けたい場所を湿らせます。
次にデカールの印刷面を貼り付けたい場所へくっつけ、デカールの台紙を濡らします。
台紙からデカールが滑るようになったら台紙を外し、爪楊枝などでデカールの位置を調整します。
※この貼り付け方の説明は、4/26まで修正する可能性があります。デカールの貼り付けのみ少し待ってから行ってください。
塗装しよう
配色の資料です。
パッケージの絵と合わせて、参考にしてください。
完成!
見せびらかそう
完成したら、ぜひTwitterやInstagramへ投稿してください。
積んでも良い
こういうものは手に入れた達成感だけで十分。
誰しも積んでいるキットの1つや2つはあるもの‥
ただ部品の欠品は期間内に取り寄せましょう。