2022年最新アケコンMadCatz T.E.3をレビュー!

あんどー水樹

遂にMadCatzから最新アケコン、T.E.3が登場しました!
格ゲー界隈的には新作情報や新キャラ情報、クロスプレイなど盛り沢山でしたが、ツール・パーツ・アケコン本体の情報はほとんどありませんでした。
一番大きい新作アケコンと言えばSNACK BOXくらいだったでしょうか?

そんな中突如として2022年のアケコン界隈を湧かせたT.E.3の発表、そして満を持しての発売!
ということで今回は、何とMadCatz様よりT.E.3のご提供を頂いたので全力でレビューを行っていきたいと思います。

そもそもアケコンとは?

ゲームセンターにある筐体ののレバーとボタン操作を家庭用でも再現できるように作られたコントローラーの総称となります。
家庭用ゲーム機は手持ちのコントローラーが主となっており、移動やコマンドの入力は十字キーで行われていました。
左右スティックが追加されてからも十字キーは健在となっています。

特にシューティングゲームや格闘ゲームはゲームセンターの一大ブームを巻き起こしていたため、同ジャンルのゲームをプレイする際にはアーケードゲーム形式の入力装置がいまだに人気となっています。
海外では自作アケコンも流行っており、そのムーブメントは日本にも上陸し、様々なアケコンが登場しています。

MadCatz T.E.3とは?

名称に『3』が付いているようにMadCatz製のアケコンにしてTEシリーズの3台目となります。
Tournament Edition(TE)の名の通り、大会での使用に耐えれるほどの作りと性能で多くのゲーマーに愛されたアケコンでした。
私もXBOX360では初代TEを使用し、PS3ではArcade FightStick PROを使用、PS4ではT.E.2を使用するほどのMadCatzっ子です。

そんな歴史あるアケコンの最新作が2022年12月に国内で販売がされました。

各種次世代家庭用ゲーム機とPCに対応しており、これ1台でハード問わずにゲームがプレイできる最強のアケコンとなっています。
そんなアケコンをここからガッツリとレビューしていっちゃいましょう!

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MadCatz T.E.3開封

今回、T.E.3はしっかりとした梱包で届きました。
梱包用テープもMadCatz仕様で細かいですね。カッターを入れるのが忍びないほどです。

まずは段ボールから取り出しボックスアートを見ていきましょう。
T.E.2感なデザインの本体ですが、基本的には一新されたものとなっていますね。

レバーとボタンは三和電子製のものを使っていますよ!表記。
ボディ内収納と天板のプレートを差し替えられる機能を搭載しています。

箱背面には各所の説明が書かています。

箱は二層式となっており、外装面から化粧箱を抜き取るタイプとなっています。
本体化粧箱は真っ赤なカラーリングに白字でT.E.3のロゴが入っています。

箱を開けると本体とケーブルがお目見え。

その他ワランティカードやマニュアル等が同梱しています。

また、本体収納部にもUSBケーブルが同梱されており、合わせて3本の接続用ケーブルが内容物となっています。

USBTypeは『A to A』『C to C』『C to micro』の3種。

MadCatz T.E.3外観チェック

箱から取り出し、本体に被っているビニールを外していきます。
天面にはフィルムが貼られており、剥がすことで光沢のあるアクリル板がお目見えします。


下地に黒のプレートが敷かれているので透明アクリルだけよりも高級感を感じますね。

本体右上にはT.E.3のロゴが鎮座。この煌めきが所有欲を更に高めてくれます。

上部右側にはL3R3ボタンと機能ボタンを設置。

上部中央にはタッチパッド。

上部左側にはホームボタンやオプション系のボタンと切り替えスイッチが設置されています。

レバーは三和電子製でボールトップはレッド。

ボタンの三和電子製のものを採用しており、ブラックのものとなっています。

マルチハード対応機種なのでボタン表記もしっかりと2種類記載されていますね。

USBケーブルの接続口は左側面。
アケコン一体型ではなく差し込み式になっており、ケーブル断線が起きても交換すればプレイが可能となっています。
半面、プラグの差込箇所の故障に関して弱くなってしまいますが、個人的には脱着式の方が好みです。

フック等を引っかけるためのユニットも搭載されており、肩掛け用のベルト等を使用することで持ち運びを楽にすることができます。
他の利用方法として、チャームやストラップ等をぶら下げてキャラ愛や推しを表現するにも良さそうですね。

内部アクセスを行うための押しボタン。
爪ロゴがしっかりと刻まれています。

MadCatz T.E.3内部チェック

上で紹介したMadCatzの爪ロゴを押すことで内部アクセスを行うことが可能です。

これによりレバーやボタンの交換や小物の収納を行うことができるようになります。
折角なのでレバーとボタンを見ていきましょう。
三和電子製のパーツが使用されているので、人によっては見慣れた光景かも知れませんね。


ボタン交換の際に間違えることのないよう、色別に対応ボタンが何かわかるようになってるのは嬉しいですね。

また本体内部には収納があり、付属の六角ドライバー、USBケーブル、替えのボタンが保管できます。

六角ドライバーは天板のアートワークを変更したい場合、アクリルパネルを外す為に使用できます。

本体内部に使用されているボルトには使用できないので注意してください。天板用です。

ヒンジ部分はプラスネジが使用されています。
ほぼ触る事はないと思いますが増し締めをしたい時はプラスドライバーを準備しましょう。

MadCatz T.E.3の接続方法

T.E.3は各種家庭用ゲーム機への接続と、PCへの接続に対応しています。
マニュアルにも接続方法が記載されているので併せて参照してください。

使用するUSBケーブルは同梱しているもののみとなります。
現状、XBOXだけ手元に無いため接続方法は割愛しますがご了承ください。

PCとの接続方法

PCへの接続方法は簡単です。
A to Aのケーブルを本体側部に差し込み、そのままPCに接続するだけです。

入力方式はXinputになるので、Steamを含むWindows用PCゲームでの使用は特に困ることはないかと思います。

PS4/5との接続方法

①A to AのケーブルをPS4/5に接続をします。
②PS4/5の電源を入れて通電した事を確認します。

③左から2番目のLEDが点滅するまでKEY LOCKを長押しします。

④LEDが点滅している30秒間の間にC to microまたはC to CケーブルをPS4/5のパッドに接続します。
※接続用ケーブルは本体と同梱しています。


⑤点滅していたLEDが点灯に変化したら接続完了
※ホームボタンを押して使用するアカウントを選択しましょう。

Switchとの接続方法

①アケコン本体の『Aボタン』と『Xボタン』を同時に押し続けます。
※『えっくす』と『ばつ』の間違え注意
※アケコン準拠のAとXボタンです。

②ボタンを押したままUSBケーブルをSwitch本体のドックに差し込みます。
以上で接続完了です。

MadCatz T.E.3で特に推していきたい所

①内部アクセスが容易且つ内部が広い
アケコンを購入する上で、同じ性能・同じ使い勝手(だと感じる)場合はとにかく内部アクセスが良好な物を選択しています。
ボタンやレバーの交換もしますし、アケコンの清掃を含めたメンテナンス作業も行うので内部アクセスが容易なものは個人的に高得点。

ヒンジもしっかりと頑丈で大きな物を使用しているのでガタつき等も気にしなくて大丈夫そうですね。
しっかりと底面からネジで止められているアケコンの場合、ボタン交換等でアケコンを開けてしまうだけで保証外になってしまうものもありましたからねぇ…
通常の機能としてしっかりと内部アクセス機能をつけてくれることによって、ボタン交換やメンテナンスがしやすいというのは、1台のアケコンを長く使いたい人にも向いています。

②どのアケコンとも違うレバーとボタンまでの距離。
アケコンにはボタン配置によって名称が変わってきます。
ここでは割愛しますが、MadCatz T.E.3はビュウリックス配置を採用しており、どのゲームでも操作性に影響はないでしょう。
さてビュウリックス配置と言えばノアール配置に比べてレバーとボタンまでの距離が短いことで有名です。
ボタンの配列は好きなのですが、自分はこの狭さというか窮屈さがビュウリックス配置の今一つの点だと思っていました。
しかし、MadCatz T.E.3の天面を見てください!

なんか広くないですか?
ということで計ってみましたところ…

レバー中心からボタンまでおよそ10cmありました!!
通常のビュウリックス配置では約5cmの距離なので…その差2倍!
広すぎるとちょっと…という方もいるかと思いますが、ノアール配置でもちょっと狭いと思っていましたし、ここまでガッツリ開いていた方が個人的には高得点です。
膝置きにして使用してみると、今までのアケコンが抱え込み猫背みたいな腕の配置になるとしたら、MadCatz T.E.3は左手が真っすぐ目になり、シフトレバーを扱ってるような体勢へと明らかに変わります。
個人的には腕と手の軸が真っすぐになる感じなので慣れたら今以上のコマンド制度になるのではないか?という期待があります。

③何といっても他機種に対応
これ1台でどのハードにも対応できるというのはやはり強いですね。
新作の対戦ゲームでもクロスプレイできるかどうかは結構焦点になりますし、ガチでプレイしたいので人口の多いハードに移るという人もいます。
またはアーケード復刻系のタイトルを当時のゲームセンター感覚でプレイしたいのに該当機種のアケコンが無い…なんてことにもなりません。
1台何役というのは比較的ネガティブなイメージを受けるかと思いますが、プレイした感覚ではとくにこれといった不具合も無かったので、MadCatz T.E.3ではそんな悪いイメージが払拭されるとも思っています。

主流のアケコンに食らいつけるポテンシャルを持つMadCatz T.E.3

操作性良し、頑丈、断線問題への対処、持ち運びが容易、メンテナンスもこなしやすい…
今まで自分が欲しかった機能が全部入りのMadCatz T.E.3。
私と同じような気持ちで「こんな機能が全部入ったアケコンがあったらなぁ…」を叶えてくれる1台かと思います。
各種家電量販店や通販サイトでも購入可能なので、気になった方はまず公式サイトからチェックをしてみては如何でしょうか?
秋葉原でも取り扱いが始まったらしいですよ?

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