【秋葉原】RTA in Japan 2019に潜入【RTA】
ゲームの楽しみ方のひとつにRTAというものがる。
リアルタイムアタック、略してRTA(Speedrunとも呼ばれる)。
ゲームタイムではなく、リアル時間での中で最速クリアを目指すゲームの遊び方である。
12/27、年の瀬も年の瀬というこの時期に、5日間ぶっ続けでRTAを行うイベントが開催されている。
それが『RTA in Japan 2019』だ!
狂気の沙汰とは思えないこのイベントに行ってきたので、雰囲気だけでも感じとってもらいたい。
RTAとは?
選んだゲームタイトルに対してある目的を設定し、いかに早く達成するかという遊び方。
海外ではSpeedrunと呼ばれている。
『目的を設定』が重要な部分で、ゲームクリアを目的としたものでないRTAもある。
とはいえ、大体は1本のゲームタイトルをクリアするまでにかかった時間がどれくらいか、という意味合いの方が近い。
同一ルールで記録を競い合う競技性の高さもRTA人気のひとつと言える。
RTAのルール
原則的に何が起きても計測タイマーをストップさせない。
途中でゲームオーバーになっても、操作をミスってやり直しになっても、ポーズをかけてゲーム進行を一時停止しても計測は続けられる。
IGTというゲーム内クリアタイムを競うものもあるが、RTAは目的を達成するまで何が起きてもタイマーは回り続ける。
RTAの用語
これだけ覚えておけば大体のRTAの目的がわかる。
動画のタイトルや説明欄をパッと見ても【どのゲームの何の目的か】がすぐわかるだろう。
Any%
一番走者が多いであろう競技。
とにかくゲームクリアまで最短突っ走る前のめりなプレイルール。
100%(MAX%)
アイテム全回収やステージの全てを回る等、ゲームクリア時の達成率を100%にするプレイルール。
達成出来る要素を全てクリアするという意味では、ゲーム完全クリアまでのRTAと言える。
バグ禁止
バグ利用・グリッチ利用はせずにゲーム本来、正規のプレイを行う事。
バグ利用をする際はその旨を記載している。
Single run
1人でRTAを行う事。
並走する人がいる場合はRaceと表記される。
例えば
【PS版】初代バイオハザードAny%バグ利用無し
というタイトルの場合
プレイステーション版のバイオハザードをバグ利用せずにとにかく最速でクリアするというものになる。
これ以外にもNG(引継ぎ要素無しニューゲーム)、NS(ノーセーブ)といったものもあるが、それは走者の動画によって変わってくるので気になったら詳細を見てみよう!
RTA in Japan 2019とは
前置きが長くなってしまったが、2019年12月27日~31日まで、そんなRTAをオフラインでぶっ続けのリレー形式で行うイベントが開催された。
それが【RTA in Japan 2019】だ。
録画した動画ではなく、【走者】が【会場】で【RTAプレイ】をするというガチガチの『リアルタイムアタック』イベントだ。
ミスっても動画撮影を最初からすることは出来ない。
オートセーブ無しのタイトルでゲームオーバーになったら目も当てられない。
そんなプレッシャーが襲うなか多くの走者達がRTAを行う。
RTAの概要を少しでも知っている人が見たら会場の緊張感と走者の覇気にやられてしまうだろう。
RTA in Japan 2019会場【秋葉原ハンドレッドスクエアクラブ】
上でも記載してあるが、このRTA in Japan 2019はオフラインのイベントである。
【秋葉原ハンドレッドスクエアクラブ】で開催されている。
入場は無料なので、好きな時に会場へ行き好きな時に会場を出る事が出来る。
気になるタイトルや走者がいたら気軽に足を運んで見てほしい。
ちなみにタイムスケジュールはこちらから確認出来るので参考にしよう。
※別タブが開きます
また、Twitchでも配信しているので会場に行けない人もRTAを楽しむ事が出来る!
何度でも言うか、今回のイベントは『マジのリアルタイムアタック』なので、動画で見るのとはまた違う趣を持っている。
ベストなプレイは出来ないだろうし、運に左右される場所で不運に苛まれてしまうかも知れない、走者達は『チャート』というクリアまでの計画表を作っているが、そのチャート通りに上手くいくとは限らない。
だからこそのリアルな走者の表情やプレイに対する真剣な姿勢を感じ取る事が出来るだろう。
また、会場では可愛いアクリルキーホルダーも売ってるので、可愛いと思ったらひとつ購入していこう!
興味を持ったら君もRTA走者に!
筆者自身もRTAにはなかなかうるさい人間である。
一時期PS4版のバイオハザード4の初期ハンドガン縛りRTAを真剣に行っていた事もあるほどだ。
ゲームのシステム、敵のルーティン、様々なものを調べてチャートを作って走っていた。
正直辛いし大変だが、クリアした時の達成感は並々ならぬものがあった。
今回のイベントを見てRTAに興味を持ったあなた! 是非とも視聴者から走者になってみてはどうだろうか!!
RTA in Japan 2019公式サイト
※別タブが開きます
追伸
今回のイベントで筆者が気になるのはこの3作品の時間帯である
とくに零への思い入れは強く、いまだに『零の新作を出してくれ、というかPS4で初代からリメイクしてくれ』とコーテクに言い続けているほどだ。
会場で・・・見たいなぁ・・・