ViewSonic×初音ミク×TSUKUMO・モニターレビュー
2020年12月13日、ViewSonic×初音ミクのコラボモニターが発売となった。
『ViewSonic×HATSUNE MIKUディスプレイ』と銘打ったこのモニターは、TSUKUMO限定で販売を開始している。
この記事を書いている現在(12月19日0時を回った段階)、まだ『在庫あり』になっていたが、現在用意されている分が無くなり次第販売終了となる。
TSUKUMOのコラボ系商品は再販される事がほぼないため、欲しい人は要チェックだ!
筆者は予約開始と共に注文をしたので入手無事に入手が出来た。
せっかくなので、使用感や性能などのレビューをしていきたいと思う。
初音ミクモニターの外観と設置
開封!!
設置!!
その前に・・・筆者の部屋・初公開!!
ではなく、現在はこのようにデュアルディスプレイで作業をしたり、ゲームをプレイしたり、録画・配信を行っている。
※左側がメインモニターで右側がサブモニターになっている
メインモニターは三菱の名機RDT234WX(生産終了)、サブモニターはLGのIPS236だ。
三菱のモニター開発技術を集めたこのゲーミングモニターの性能は当時から相当高いものであった。
モニター業界から三菱が撤退、『ギガクリスタ技術』は終了かと思われたが、IO-DATAがその魂を継承『GigaCrysta技術』を取り入れたゲーミングモニターを販売している。
RDT234WXはまだまだ問題なく動くのだが、リモコンは基盤が壊れ使えなくなり、モニター本体のボタンも経年劣化によりかなーーーーーり効きが悪くなってきているため、これを機にメインモニターを新調しようと思った次第だ。
初音ミクモニターの内容物
自宅に帰るとドでかい箱が置かれていた。
開封段階は割愛するが、中にはクッション材が敷き詰められ初音ミクモニターがしっかりと梱包されていた。
※初音ミクモニター外箱
※裏面
中にはモニター本体、台座、台座とモニターを繋ぐジョイント、電源ケーブル、HDMIケーブル、Displayportケーブル、説明書が入っていた。
その他にも初音ミクが描かれたモニターカバーが付属。箱に描かれているものと同じイラストだ。
めっちゃ可愛くてテンション爆上がり。
※カバー表
※カバー裏
描かれている初音ミクの全ては、イラストレーターのフカヒレ氏が描いたイラストだ。
※めっちゃ可愛い
初音ミクモニターの組み立てと細部のチェック
まずはバラバラのこいつらを組み立てる。
特に難しいこともなく簡単に組みあがった。
※モニター、ジョイント、台座のみ
※モニターアームを設置する穴もある。VESAマウント対応(100x100mm)
映像入力ポートは、VGA・HDMI・Displayportの3種類、手持ちの機器に合わせて接続が可能だ(最近DVI見なくなったなぁ)
音声入力・出力ジャックも搭載している。
モニター左右の底面にある網溝はスピーカーになっている。
2W+2Wの出力だ。
組み立て完了後。
初音ミクモニターを設置する
元々使用していたLGのモニターは使用年数も年数だし、本気だしてゲームするにはちょっとスペックが・・・という感じだったので、そちらをまずは撤去。
三菱のモニターをサブとして右側に移動し、初音ミクモニターをメインモニターとして設置。
色調整をしていない状態の初音ミクモニターと自分好みに設定した三菱のモニター、写真からでも二つをくらべると色の設定や発色が全然違って見える。
三菱のモニターはHDMIケーブルで、初音ミクモニターはDisplayportケーブルで接続を行っている。
初音ミクモニターは、ゲーミングモニターとなるのか?
ここらからが本題。特に筆者自身が気になった所だ。
ゲーミングモニターとしてどうなのよ? って疑問を持ってこの記事を開いたあなたに送る項目になっています。
初音ミクモニターの型番は『VA2456-MIKU』。
ViewSonicのVA2456をベースに初音ミクモニターが作られている事がわかる。
ある程度の部品の違いなどはあると思うが、概ねVA2456と同じ性能だろう。
ではここでゲーミングモニターして登場した三菱RDT234と初音ミクモニターのスペックを比べてみよう。
RDT234WX(カタログより抜粋)
サイズ:23インチ
液晶:ノングレアIPS液晶
応答速度:通常11ms、モードによって3.5ms(最大)
リフレッシュレート:76Hz
入力方式:DVI-D、HDMI×2口、ミニD-SUB15ピン
スピーカー:2W+2W
使用した感想
オーバードライブモードの設定、その他モニターの設定を行う事によって、内部遅延0.1フレーム(1.7ms)まで短縮することが可能。
ただし、通常の色とは違う発色、画像の潰れ等が発生するので、ゲーム画面とモニター性能はトレードオフになる。
色々設定を試したが、妥協できるラインがオーバードライブモード1(6.2ms)だった。
ガチガチな対戦の時なら有用かと思うが、1フレームを争わないようなゲームをプレイする際には特に必要と感じなかった。
入力系統が多かったので、ケーブルの抜き差しをする手間がなかったのが高評価。
VA2456-MIKU(カタログより)
サイズ:23.8インチ
※本体の大きさはRDT234WXとほぼ同等
液晶:ノングレアIPS液晶
応答速度:5ms(GtG)
リフレッシュレート:75Hz(VA2456)
入力方式:HDMI 1.4、DisplayPort 1.2、VGA
スピーカー:2W+2W
使用した感想
ベゼルの狭さのおかげか、23.8インチでありながらコンパクトに見える。
ゲーミングモニターにおいて応答速度7msを下回っているだけで合格点。
※何人かのプロゲーマーが応答速度1msのモニターでゲームをプレイした際、違和感のある残像を感じたという証言もあるので、一概に数値が低ければいいものでもない。
格ゲーをプレイする上で必要な分のリフレッシュレートを備えている。モニター変更に対するプレイの矯正の必要性は感じなかった。
RDT234WXと同じノングレアでありながら、発色の良さが段違いに感じる。
拡張コントラス比の桁が違うので、そのせいだろう。
注目すべき点はリフレッシュレートと応答速度。
端的に言ってしまえば画面がどれくらいヌルヌル動くのかの上限を表したのがリフレッシュレート。数値が高いほど高性能&高価。
※FPSプレイヤーは144Hz以上のモニターを好む
ボタン操作して画面に反映されるまでの時間がどれくらいなのかを表したのが応答速度。数値が小さいほど高速。
※一般的なモニターは10ms程度。ちなみに1フレーム=1/60秒=約16ms。
両者共にスペック的には差異はほとんど無い。
RDT234WXを購入した当時23000円した事を考えると、28000円でここまで変化を感じられるのなら買い替えとしては大成功だろう。
何なら、初音ミクの可愛さも相まって+5000兆円分の価値はある!!
届いてからそこそこの時間ゲームをプレイした感想としては、『初音ミクモニターはゲーミングモニターとしての使用に耐えられる性能を持っている』と断言しよう。
ただし、価格ドットコムでVA2456を検索してはいけない・・・
もし見たとしても、VA2456-MIKUはVA2456とはまったく別なんだからね・・・!
モニターを新調したことによってゲームへのモチベも上がるからプライスレスなの
https://akihabara-bc.jp/monitor_arm/
↓ゲーミングと”e”は切り離せない
https://akihabara-bc.jp/akiba-e-sports/
↓こっちはデバイス全般特化
↓ミクコラボハンバーガー食べてきた