ゲーム実況・配信のやり方。おすすめの機材も紹介【中編】
ゲーム実況や配信をやりたいけどやり方が解らないし、難しそう・・・
そんなアナタに贈る『ゲーム実況・配信のやり方~中編~』
前回は実況・配信を行う為に必要なPCのスペックや選び方について話をしたが、今回は
・キャプチャーボードの選び方
・マイク、ヘッドセットの選び方
を書いていきたいと思う。
キャプチャーボードを選ぼう
そもそもキャプチャーボードとは?
となってしまう人もいると思うので、以前アップしたAVerMedia製キャプチャーボードのレビューも合わせて読んで頂きたい。
簡単に言ってしまえば、キャプチャーボードとは『ゲーム機の映像をPC内に取り込む為の機械』である。
内蔵タイプ(PCI接続)と外付けタイプ(USB接続)があり、どちらを選んでも使い方自体には違いはない。
PC内部を開けるのに躊躇してしまうなら外付けタイプを選ぶのがいい。
※ノートPCの人は外付けタイプしか使えないので注意
様々な商品があるがこれを選んでおけば絶対に間違いないと思うものは以下の二機種だ。
AVerMedia製の内蔵タイプのキャプチャーボード『GC573』と
外付けUSBタイプのキャプチャーボード『GC553』だ。
個人的おすすめはGC553
ケーブルが増えるのがどうしても許せない! という人以外は基本的には外付けUSBタイプのGC553をおすすめしている。(増えると言っても接続用USBの一本だけだが)
なぜGC553がおすすめなのかと言うと
・PC知識が無い人が本体を開けるのは危険である
・背面配線が意外と面倒である
・ノートPCでも使用することができる
という理由からだ。
PC知識が無い人が本体の中を弄るのはおすすめは出来ない。
最悪PC自体が使えなくなってしまうからだ。
(内臓タイプのGC573はマザーボードに直接接続するタイプなので、しっかりとしたPC知識を得てから選択した方が無難である)
また、ノートPCでも使用出来るというのは大きなメリットだ。
スペックさえ足りていればノートPCでも実況・配信は可能ではあるので、自宅のスペース的にデスクトップはちょっと・・・という方でも、ノートとGC553があれば実況・配信を始める事が出来る。
キャプチャーボードの接続方法
今回は上で紹介したGC553を例にして使い方を説明したいと思う。
まずは接続の仕方だが、セットアップガイドも付属しているので迷うことは無いとは思う。
ケーブルが一本付属してくるので、長さが足りない以外では買い足す事はないだろう。
いつも使っているHDMIケーブルと合わせて接続しよう。
『HDMI IN』の端子にゲーム機から伸びているケーブルを接続する。
次に『HDMI OUT』の端子と普段使用しているモニターを接続する。
次に付属のUSBケーブルと『USB3.1』と書かれた部分を接続する。
※接続ケーブルは付属している
最後にPC側の青いUSB端子(USB3.0以上)に接続して完了となる。
ヘッドセットやマイクを選ぼう
ゲーム画面を取り込む準備が出来てら次は自分の声を取り込む方法だ。
やり方はいくつかあるが、共通して言える事はマイクが必要ということである。
しかし、マイクと一言で言っても様々な種類の物がある
ダイナミックマイク、コンデンサマイク、卓上マイクにピンマイク・・・
マイク一本選ぶだけでも一苦労だ。
そこでおすすめしたいのがヘッドセットだ。
これはヘッドホンとマイクが一体になったもので、ゲーム実況や配信をするのに適した作りになっている。
※写真の製品は筆者がかなり使い込んだ2台のヘッドセットだ(今でも現役)
USBタイプのヘッドセットを準備しよう
ヘッドセットの接続方法はいくつかある。
・マイク用3極プラグ+ヘッドホン用3極プラグの二股タイプ
※マイク用とヘッドホン用の差込口が必要
・スマフォやPS4コントローラーに使える4極プラグの一本タイプ
※最近のゲーミングヘッドセットの定番になりつつある
・PCやゲーム機本体用のUSBタイプ
※写真はアナログ→USBの変換プラグ(場合によってはこのような製品を使ってUSB接続に変換する方法もある)
ほとんどのヘッドセットはこの内のどれかで接続する。
自分の環境に合った物を選ぶのが一番だが、PCで使用する最初のヘッドセットはUSB接続のタイプをおすすめする。
単純に接続は簡単だし、どのPCで使っても音質に変化がないからだ。
※更に細かい話をしてしまうと、サウンドカードの話まで広がってしまうので、今回は割愛する。
ヘッドセットのマイクあれこれ
さぁUSBタイプのヘッドセットを購入だ!
となるかも知れないが、少し待って欲しい。
ヘッドセットとは『ヘッドホンとマイクが一緒になったもの』だ。
そして、マイクにも用途に合わせた作りや性能の物が存在する。
『指向性』と呼ばれるもので、マイクがどの方向の音を主に拾うのかを表したものになる。
指向性の中でも『単一指向性』と書かれたものを使用するのをおすすめする。
これはマイクの音の拾い口が向いている方向の音を重点的に拾う構造だ。
周囲の不必要な音を極力入力しないためにも『単一指向性』のマイクを選んでおこう。
そしてマイクによっては『ノイズキャンセリング機能』が搭載されているものがある。
機能の強弱は製品によってまちまちだが、あると無いとではノイズの入り方に大きな差が出てくる。
機械的にノイズを取り除いてくれるせいか、録音された自分の声が生声と少し変わってしまうので、気にする人は店舗で一度試してみるといい。
キャプチャーボード・ヘッドセットの選び方まとめ
・GC553が使い勝手も取り回しもよくおすすめ
・USB接続のヘッドセットは最初の1台としておすすめ
・ノイズキャンセリング機能の有無を確認する
※音はスピーカーから聞きたい人はUSBタイプの『マイク』を準備するといい。
キャプチャーボードの種類は少なく無いとは言え、高性能で今後長く使い続けられるものは数えるほどしか存在しない。
逆にヘッドセットはゲーミングタイプからボイスチャット通話のみを目的とした物まで、多種多様存在する。
音質やマイクの性能、メーカーや作りによって様々な選択肢があるので、出来れば装着感や性能でしっかりと選んで欲しい。
次回
録画用ソフト・配信用ソフトの種類と使い方について!
実況・配信をするなら前編
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