【FC】ファミコンカセットの内蔵電池交換方法 はんだ無しの方法も
ファミコンソフトのセーブができない、もしくはセーブデータがすぐに消えてしまうといった症状でお困りの方は居ないだろうか。
その原因の多くはセーブ用の内蔵電池切れである。
内蔵電池と聞くと難しそうに思えるかもしれないが、実は簡単な作業で交換が可能だ。
この記事ではファミコンソフトの内蔵電池の交換方法を紹介しよう。
※内蔵電池の交換は失敗するとゲームカセットの破損にもつながります。自己責任の元で行ってください。
FCソフト電池交換に必要な道具
ファミコンソフトの内蔵電池交換に必要な道具は以下のとおり。
- マイナスドライバー
- タブ付きボタン電池
- はんだごて
- はんだ
- はんだ吸取り線
どれもネット通販などで簡単に手に入る。
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FCソフト電池交換の作業手順
ファミコンソフトの内蔵電池交換作業手順は以下のとおり。
- カセットを開ける。
- 古い電池を取り外す。
- 新しい電池を取り付ける。
- カセットを元に戻す。
それでは各手順を説明していこう。
FCカセットを開ける
ファミコンカセットの固定にはネジが使われていない。
カセット下部から隙間にマイナスドライバーやパーツセパレーターなどを突っ込んでこじ開けていこう。
カセットを開けることができた。
が、固定用のツメが1つ折れてしまった……
ファミコンカセットのプラは経年劣化などで、割れたり、今回のようにツメが折れ易くなっている。
キズを付けずに開けるのは難しいので、それを理解したうえで作業を行ってほしい。
FCソフトの古い電池を外す
カセットを開けることができたら基板の古い電池を取り外そう。
電池のピンは基板裏側にはんだ付けされているので、コレを取り除いて外す。
はんだ吸取り線などを用いて取り除こう。
古い電池を取り外すことができた。
FCソフトに新しい電池を取り付ける
古い電池を取り除いた部分に新しい電池を取り付けよう。
気を付ける点としては電池のプラスとマイナスを間違えないようにといったところだろうか。
FCソフトを元に戻す
ここまで来たら後は簡単。
カセットに基板を収めて蓋を閉じれば作業完了だ。
きちんと動作するか確かめてみよう。
電池ホルダーをセットする場合
ここまでの電池取り付けと同様の方法で電池ホルダーを取り付けることも可能。
ボタン電池の取り外しが容易になったり、好みのボタン電池を使用したりできるようになるので電池ホルダーを取り付けてみてもいいだろう。
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はんだを使わないFCソフト内蔵電池交換手順
ここからは、はんだ付けをしないでファミコンカセットの電池を交換する方法を紹介。
カセットの開け方などについては先述のはんだを使う交換手順の同項目を参考にしてほしい。
FCソフトの古い電池を取り外す
はんだを使う方法では内蔵電池のピンごと取り外していたが、こちらはピンを残して電池本体のみを取り外す。
ピンは電池にくっついているのでマイナスドライバーなどで剥がしていこう。
電池や周りの基盤をキズ付けないよう慎重に。
ピンは電池の上面と底面についているので両方剥がそう。
電池を外すことができた。
見た目よりしんどい作業なのでモチベが高い時に挑もう。
FCソフトに新しい電池を取り付ける
古い電池を取り外せたら、新しい電池をピンに挟み……
セロハンテープやビニールテープで、ぐるっと巻いてしっかりと固定すればOK!!
この際、電池のプラス面とマイナス面を間違えないように気を付けよう。
あとはカセットを元に戻せば完成だ。
FCソフトは経年劣化で壊れやすい
今回はFCソフトの内蔵電池交換方法を紹介してきた。
どのソフトも発売からかなりの年数が経過しているため、経年劣化で壊れやすくなっていたり、はんだが溶けにくくなっていたりするので破損に気を付けながら作業する必要がある。
いきなりプレミアソフトの電池交換なんて無謀なチャレンジは避け、失敗しても惜しくないソフトで練習してみよう。
※2022/10/20 電池ホルダーについて追記