ジャンク品にはロマンが詰まっている…
と、生粋のジャンカー達は口々にそう言います。
動作不明、破損個所不明、通電のみ可!
興味のない人からすれば「なんだこれ」ですが、ジャンカーからしたらまさにお宝の山。
今回はお宝発掘も可能(?)な秋葉原のジャンク品取扱店を巡って来たので、興味のある人は参考にしていただければと思います。
中古品とジャンク品の違い
まず初めに中古品とジャンク品の違いを説明しておきたいと思います。
大枠で分けると中古品の中にジャンク品があるといった感じですね。
基本的にはノークレームのリターン品となっており
「購入したけど動かなかった」
「電源すら入んないんだけど?」
となっても、保証はありません。
ジャンク品は”それら”を加味した上で購入するものとなっています。
動かないかも知れない、動いても動作がおかしいかも知れない、そもそも電源が入らないかも知れない。
その辺りのリスクを考慮して動かなくてもしょうがないをベースに考えて楽しむもの、購入するものとなっています。
中古品は一度誰かの手に渡ったがしっかりと機能がするものを指し、ジャンク品は「何が起こるかわからない」といったものと説明した方がわかりやすいかも知れませんね。
ジャンク品の魅力とは?
「そんな動くかわからないものを買ってどうするの?」
と思う方をいるかと思います。
ジャンク品はおろか、中古品も買わない人はそう思うかも知れません。
しかし、ジャンク品でしか得られない栄養素というものがあります。
それは…
「中古で購入してもまだまだ高い製品が、ジャンク品だからこその爆安価格で購入できる!」
動けばラッキー、動かなくても部品交換等を行って完動品に出来れば中古を買うよりも安くできます。
特に家電周りのジャンク品は何かと人気で、人によってはハードオフが聖地という人もいるくらいです。
世の中にはジャンク品や不動品を引き取り、それを修理して販売、挙句の果てには会社まで設立してしまった人もいるくらいです。
何かと手間のかかるジャンク品の取り扱いですが、確かな技術と手間を惜しまなければ夢の詰まった宝の山となりますね。
秋葉原のジャンク品取り扱い店を巡っていく
ここからは秋葉原のジャンク品取り扱い店を紹介していきます。
一時期からするとジャンク品の取り扱いが少なくなったり、そもそもお店が無くなったりと、秋葉原からジャンク品が減少しつつあります。
また、どちらかと言えばPC系が強いので、そういった物を求めてる人には秋葉原はまだまだ強いと言える状況でしょう。
ラジオデパート内ジャンク品取り扱い店
まずはラジオデパート内のジャンク品取り扱い店を見ていきましょう。
アキバジャンクス【ラジオデパート内】
秋葉原ラジオデパート内3階にあるアキバジャンクスさんをご紹介。
こちらのお店はPC系が中心となっています。
PC本体よりはパーツ系の品揃えが多くなっており、特にCPUに関してはこちらのお店が一番強いです。
ショーケース内にはXeonのジャンクCPUがあったりとかなりマニアックなお店ですね。
その他ですと5インチマルチドライブの取り扱いも多く見られました。
ブルーレイドライブが欲しかったので今度しっかりと吟味して購入してみたいと思います。
アキバジャンクス
所在
〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目10−11 東京ラジオデパート 3F
営業時間
13:00~19:00(月曜定休)
公式Twitter
秋葉原最終処分場【ラジオデパート内】
お次は地下一階にある最終処分場へ。
10月度の営業は月木が定休日でした。
営業情報等は公式Twitterをチェックしておくと幸せになれると思います。
こちらもPC関連のジャンク品を主に取り扱っています。
名前の通り、他店で買い取りや引き取りが出来なかったものでも買い取りを行っています。
まさに最終処分場。どこに持っていこうか迷っているならそもそも最初からここに持ってくれば解決なのでは??
買い取り・引き取り以外に注目したいのはHDD破壊サービスです。
PCから取り出したHDD等の記憶媒体を復元不可になるまで壊してくれるので、データ抹消が確実に行えると評判です。
破壊装置のボタンを押させてくれたり、動画撮影可能なので昨今のSNS映えを意識している部分も見えますね。
秋葉原最終処分場
所在
〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目10−11 東京ラジオデパート B1F
営業時間
平日・祝日(12:30〜19:00)
土・日(11:00〜19:00)
休業日・・・月/木
公式サイト
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CCコネクト秋葉原本店【ラジオデパート内】
ラジオデパート地下一階の約半分を占めるのがこちらのCCコネクトさん。
中古販売とジャンク品取り扱いのどちらも行っており、特にスマホ系に強いお店となっています。
完動品のスマホはショーケースでの販売、その他はジャンク品置き場に並べられています。
ジャンク品の取り扱い種類はかなり多く、スマホをはじめPC本体やモニター、ルーターやケーブル類まであります。
ジャンク売り場自体は若干の窮屈さがありますが、これが醍醐味みたいなところもあるのでテンションは上がりますね。
スマホのパーツも入手しやすくなっていますし、工具も出揃ってきているのでスマホ系ジャンク品を求めている人にはいい場所となっています。
PCも本体を直すというよりも、小型改造系のガワとして使う人もいますし、ノートジャンクが主流のPC界隈において貴重な物資調達場所ともなりそうです。
CCコネクト秋葉原本店
〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目10−11 東京ラジオデパート B1F
営業時間
平日13:00~19:00
土日11:00~19:00
祝日11:00~19:00
公式サイト
公式Twitter
ジャンク通りジャンク品取り扱い店
次に向かうのはジャンク通りとなります。
その名の通りジャンク品を取り扱うお店が多数あった通りですが、現在ではその店舗数も減少傾向にあります。
ショップインバース秋葉原1号店【ジャンク通り】
まずはショップインバース秋葉原1号店の紹介。
こちらのお店は商品の撮影が不可となっているので、探している物があれば直接店舗に行く必要があります。
PC系のジャンク品の取り扱いが多く、ジャンクノートPCに関してはショップインバースさんが一番なのでは?
PCの選別時の一時確保は4台までといったお店自体のルールがしっかりあるので、郷に入っては郷に従えを忘れずに。
目玉…とまでは言いませんが、なぜかiPhoneの空箱も売っていたので何かに使える…かも?
また、ショップインバースさんには中古・アウトレット専門の2号店もあるので、目的に合わせてお店を選択できますね。
ショップインバース秋葉原1号店
所在
〒101-0021 東京都千代田区 外神田3-4-10 神田寺ビル1-B
営業時間
平日11:30~19:30
土日11:00~19:00
公式サイト
公式Twitter
セルスタR【ジャンク通り】
様々な商品の中にジャンクも取り扱っているといった感じなのがセルスタRさんです。
メインで取り扱っている商品は家電系が中心となっており、ジャンク品も家電寄りとなっています。
カセットデッキ型のスピーカーといったちょっと変わったものもあるので、インテリア重視の人は覗いてみてはどうでしょうか?
合わせて格安プラグコードもあるので、オーディオ系ケーブルが必要な人には重宝しそうです。
アキバパレットタウン【ジャンク通り】
最後はこちら、パレットタウンさんのご紹介。
ジャンク通りのほぼ端にお店のあるパレットタウンさんですが、秋葉原の情緒がこれでもかと詰まったお店になっています。
ジャンク品はPC系が中心。あと珍しいものとしては大昔のデジカメとかですかね…
また、こんな黄色のカゴに入れられてるノートPCとか絵面が最強ですよね。
興味ある人以外には何なのかわからないケーブル類も多数。
「いろいろカード」というのも一体何が入っているんだ…って感じですね。
そして何故か置かれているガチャマシーン。
この謎の組み合わせがそそります。
こちらのお店は「古き良き秋葉原のジャンク屋」といった感じで、取り扱いこそPC関連のジャンク品が多いですが、フィギュアが飾ってあったりガチャマシーンがあったりと、変化していく秋葉原の情景を詰め込んだ不思議な空間となっていました。
PC周辺機器に関しては動作未確認故に爆安のものが多かったので、PCジャンカーは是非とも寄りたいところです。
秋葉原のジャンク品取り扱い店を巡ってみて
今回、秋葉原にあるジャンク品取り扱い店を巡ってみましたが、一番の感想は「数が少なくなったな…」でした。
週末になると謎の露店が出ていたり、外国人が多量の商品を運んできたりといった時代からはジャンク品取り扱い店の数がかなり少なくなってきています。
ジャンク品を自分で扱うには敷居が高そうな感じがしますが、少し勉強するだけで簡単な修理ならすぐに出来るようになります。
内部清掃を行うだけで新品同様になる場合もありますので、中古品とジャンク品の値段の差に驚いた方はすぐにでもジャンク品を買いに行こう!