秋葉原は世界的に見ても面白い街です。
人によって秋葉原の思い出の風景は違うという特徴を持っています。
私の中での最初の秋葉原の風景は商店街のお店の軒先みたいな電気屋がずらっと並んでいる光景です。
また、この思い出の風景は秋葉原が当時どんな街だったかによって変化するでしょう。
ということで今回は、人それぞれの秋葉原の思い出を大事にしながらも、今の秋葉原を紐解き交流を行うための秋葉原の講演会「アキハバラを、編む」に参加してきたので、その模様をお届けしたいと思います。
アキハバラを、編むとは?
お茶の水にあるデジタルハリウッド大学にてコロナの影響もあり、実に3年6か月ぶりに開催。
今回のテーマはTCGブームと秋葉原の情報ポータルサイトについて。
お待たせしました!
アキハバラを、編む。
3年6か月ぶりに開催します秋葉原にトレカショップが急増する原因とその影響は?
秋葉原のイベントや店舗情報はどうやって収集・発信できるの?皆さんで語り合いアイデアを共有します
秋葉原に興味ある方なら どなたでもお気軽にご参加ください#akiba pic.twitter.com/eW3Ip07Pqb— うめもと (@MasaruUmemoto) July 6, 2023
テーマに沿った講演と合わせて参加者から意見を募りつつ交流をしていこうという会になっています。
秋葉原が好き、気になっている、ブームや今の秋葉原の情報を得たいという方も含め、どんな方でも参加できるので皆様是非チェックしてみてください。
アキハバラを、編む。公式サイト
TCGブームと秋葉原で起きてるブーム
まずはTCGブームについてのお話。
話者は経済学博士にしてデジタルハリウッド大学の特任教授である梅本氏。
現在起きているTCGブームにおいてのアレコレのお話を聞かせて頂きました。
過去起きたTCGブームとの違いやTCGブームにおける変化など様々な話題が出てきました。
今回は少しだけ講演の内容を掲載いたします。
TCGの市場規模について。
見づらいですが青線が15歳未満の人口。縦グラフはTCGの売り上げ。
子供の数は減りながらも売り上げ自体はかなり増えているのがわかりますね。
秋葉原におけるTCG取扱店の割合。
デュエルスペース(DS)の有り無し、専門店ではなくヨドバシのように他の物も併売している店舗等々を含めた割合になります。
以前はデュエルスペース有りの店舗が大半で、比較的狭めな店舗でも数席はありましたが、今では販売のみを行っている店舗も増えてきているようです。
カードキングダムにあった光るファイトテーブルとかどこに行ったのかなぁ
その他、なぜ秋葉原にTCGショップが増えたのか?
今後TCGバブルが崩壊した後に何が起こるのかなどの話も聞かせて頂きました。
バブルはどこかで弾けるものではありますが、それでもまだまだTCG・特にポケカのブームは続きそうですね。
多数のTCGをプレイしてきたプレイヤー的視点から個人的な見解を述べると
・ポケモンは今後安泰
プレイヤー・コレクター共に数は減るが定着層が一定数残る
・生き残る新規TCGは数年現れない
名も知らぬTCGのカード資産を作るのが難しい
・秋葉原のTCGショップは数年中にかなり数が減る
多くの転売ヤー(資金力のない層)が手を引いていく
かな?と考えています。
現状、TCGは即金性の高い分野ではありますが、実働による利益はそこまで…って感じなので、新たな商材が出たら消えていきそうではありますね。
ガンプラもそうですが、欲しい人のもとに欲しい分が行き渡るとじわじわと正常化していきますからね。
秋葉原の情報サイトとポータルサイトについて
後半からは秋葉原の情報サイトとポータルサイトについてのお話。
日本から見た検索やトレンドワードについて…
およそ20年前のトレンドと比べると秋葉原というワードや街に対しての注目度は少し落ちてきているようでした。
他の街(渋谷や新宿等)に比べると検索数は少ないが、一部ファンを含めた秋葉原に興味のある人(≠検索する人)は一定数はいるというのは事実です。
そんな中、検索に対しての総合的なポータルサイトの欠如という問題が秋葉原にはあります。
情報サイトは数はありますし、各メディアが各々の方向性で情報を発信しています。秋葉原ベースキャンプも情報サイトのひとつですね。
ある程度の情報であれば事足りる分の情報量はあるかな?と感じますが、利用側はどうでしょうか。
各団体、企業の所持しているサイト自体は秋葉原の情報発信に一役買っていると思っています。
が、確かに総合的な様々な情報サイトがあると便利ですし、各方面からの情報共有が出来るという期待も出来ます。
秋葉原の正確な情報源が無いことで、他メディアで取り上げられる際に間違った情報が拡散されるということも防げる点も重要な部分になってきますね。
また、ポータルサイトで情報を発信するというのは、秋葉原で配られている情報誌(フリーペーパー)との差別化や共同で行えることなども多数あります。
上手い具合に秋葉原の街の情報を発信できるといいですね。
アキハバラを、編む。に参加してみて
主催を含め、参加していた人達は秋葉原に住む方や秋葉原が好きな方達ばかりでした。
秋葉原の状況は肌感覚的な部分で変化を感じていましたが、しっかりとデータ的なものを出されたことは無かったので、かなり勉強になりましたね。
次回開催時も参加させて頂きます!!