【遊舎工房】秋葉原で自作キーボードを作る!【あきはぶらニュース】
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今回は自分好みのキーボードを作ることのできる「遊舎工房」に行き、キーボードの自作を体験してきました。
様々な見た目のキーボードから実用性重視のキーボードまで、とにかく自分の為だけのキーボードを作る為の物が売られているお店となっています。
↓前回のあきばぶらニュース「D.D.R AKIBA」記事はこちら
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キーボード自作、遊舎工房とは
秋葉原駅から徒歩10分程度、秋葉原としては外れの方にあり、最寄り駅としては末広町駅が一番近くなっています。
ここは自作キーボードのパーツを販売している店舗とキーボードを自作する為に利用できる工房が併設されており、パーツを購入したその場でキーボードを作って持ち帰ることができるようになっています。
また遊舎工房にはレーザーカットプリンターや3Dプリンタ等も備え付けられており、より深い自作キーボード沼にハマった人を待っています。
遊舎工房
〒110-0005 東京都台東区上野3-6-10 ユニオンビル1F
営業時間
13:00~18:00(土:11:00~18:00)
定休日
月・火・木
電話
050-3196-4687
公式HP
https://yushakobo.jp/
自作キーボードとはいったい何?
遊舎工房の詳しい紹介をする前に、まずは自作キーボードというものが何なのか説明しておきたいと思います。
読んで字の如くではありますが、PCで使用するキーボードをイチから全て作り上げるものが自作キーボードと呼ばれており、多くの人に注目されています。
これだけ聞くと「?」マークが頭に浮かんでしまうと思うので、まずはいくつか画像を見てもらいましょう。
このように、一般的に販売されているキーボードとは形状が少々変わったものが多く作成されており、独特な雰囲気をまとっていますね。
キーの配置を変えることによって生産性を上げることを目的としたもの、いくつかのキーの組み合わせで使う機能を一個のキーで使用するためのもの等、目的に合わせて自分専用のキーボードを作成するのが自作キーボードの楽しみです。
遊舎工房で自作キーボードパーツを見てみる
こちらの遊舎工房では自作キーボードに必要なものが全て揃っています。
キーの押し心地を決めるためのキースイッチ。
キーボード全体の印象を色づけるキーキャップ。
それらを収めるためのケース。
その他にもアクセサリーやツール類や
自作キーボード用の参考書。
とにかく自作キーボードに必要なありとあらゆるものが揃っています。
この中からパーツを選定し、キーボードを作り上げるのですが、初めての方や「こういったものを作りたい」という方は専任のスタッフがパーツ選定のお手伝いもしてくれるので、何か迷ったことや困ったことがあっても安心です。
遊舎工房で自作キーボードキットを購入
今回、せっかくなので自作キーボードを作成しようと思い、いくつか商品を見て回りました。
今までデバイスの改造などは行ったことはありますが、イチから何かを自作するというのはやったことがないので楽しみです。
自作キーボード初心者ということもあり
・キー少な目
・作りやすい
・キットのもの
ということで、小型キーボードキットである「Meishi2」を選択。
最後までこのつまみがついて色々と遊べそうなキーボードと迷いましたが、Meishi2でこと足りなくなったら新たに追加する方向にしました。
さてこちらのMeishi2ですが
・スイッチ、キーキャップセット
・スイッチ、キーキャップ無し
の物があります。
キーボードのキーを押したときの重さやONになるまでの距離がスイッチよって違うのですが、そのスイッチを好みに合わせて選ぶことができます。
また、キーキャップも好みに合わせて様々な色のものや材質のものを選択できます。
今回私は「Zilent V2(78g)」を2個、「Kailh BOX switch白軸(45g)」を2個。
パステルピンクとオレンジのキーキャップを2個ずつ購入しました。
そしてせっかくなのでお店に併設されている工房を利用し、こちらのキットを製作していきたいと思います。
遊舎工房で自作キーボードキットを作成
それでは今回購入したキットを工房で作成していきたいと思います。
まずは袋から出し内容物の確認を行います。
基板、なんか大きなチップ、コンデンサ、シリコン?っぽいゴム足的な物、説明書用QRコード。
組み立て説明書はオンラインマニュアルとなっているのでQRコードをスマホで読み込み既定のサイトに赴こう。
製作に必要な工具はニッパー、はんだごて、はんだとなっており、これらの工具を持っていなくても工房で貸し出しを行っています。
工房の利用料金は以下の通りになっています。
基本料金
利用料金:2時間 税込1,500円
延長料金:1時間 税込500円
その他オプションもありますので、自身の製作過程や工程、技術によって利用を検討するのがいいでしょう。
オプション
電動はんだ吸い取り機貸出:税込1,000円/回
技術サポート:税込3,000円/回(動かないキーボードのデバッグ/壊れたProMicroの除去/技術的相談/はんだ付けの説明)
※工作室にある工具は自由に使って頂けます。(電動はんだ吸い取り機は有料)
※現在のところ予約は受け付けておりません。
価格が変更する場合がございますのでご注意ください。
基本的には部品はハマる場所にしかハマらないので、そこまで苦労することはないかと思います。
しかしながら、はんだごてを使用したことがない人は少しだけコツをつかむまでは難しいかも知れません。
次にコンデンサの取り付けとなります。
コンデンサには向きがあるので間違えないようにしっかりとチェックしてから基板に刺し込みましょう。
次はスイッチの取り付けになります。
スイッチも取り付ける位置はわかりやすくなっているので難しくはないと思います。
この辺りから取り付けた部品の関係上、基板を平行に保つのが難しくなってくるので作業は慎重に行いましょう。
スイッチをはんだづけし、キーキャップを取り付けたらいよいよ自作キーボードも最終段階となります。
ケーブルでPCにキーボードを繋げたらファームウェア(キーボードとして動作させるためのプログラムのようなもの)を書き込んで完了!
ここまで所要時間1時間少々。
はんだごての使用経験である程度の差が出るかと思いますが、意外と簡単に作業が終わりました。
キー数の少ないキーボードなら気軽にその場で製作できそうですね。
意外と深い?自作キーボード
今回、遊舎工房で自作キーボードを作りましたが、これはとてつもなく深い沼だと感じました。
オンリーワンや自分専用という言葉に人は弱いものです。
カスタマイズ性もかなり高く、自分の思うようなキーボードが作れるということで「あれも試したい、これも試したい」とやっていたらと考えると…
しかしながら、PC周りにこだわりのある人は一度でいいから自作キーボードを見に遊舎工房に行ってみて欲しい。
また、既に自作キーボードを作っている方は、キーキャッププリントを使用してのオリジナルキーキャップの作成などにも手を出してみるのもいいかも知れませんね。
↓前回のあきばぶらニュースはこちら
↓ちょっと変わったキーボードK28
↓上海問屋のキーボードもよかったよ!
多分コンデンサじゃなくてダイオードですね。