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倒産閉店時間の問題!コロナ自粛中コンカフェのリアルな懐事情

コンカフェの懐事情サムネ
秋葉原BC

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛要請から1ヵ月。4月2日以降に閉店したお店はないものの、店舗を維持するための具体的な金額が飛び交う状況となっており、いよいよ「倒産」の2文字が現実味を帯びてまいりました。

閉店は0。開店延期は多数

新型コロナで閉店多数!秋葉原のメイドカフェ・コンカフェ事情


上記記事でもお伝えした全10階中5階がコンカフェというアキバの新魔窟、A-Frontビルですが、コロナの影響を受け開店延期が続出。4Fの「七つの大罪」に加え、6F「マジカルツインテール」、9F「MOET PARTY」も軒並み開店延期を発表しました。
神田にオープンを予定していた「Node21」に至っては2021年まで開店を延期。オリンピックばりのビッグな風格を感じさせます。

A-Frontビル5F「スターリーフォレスト」、8F「MOET COLLECTION」からは発表がないものの、同様の状況にあるものと思われます。

とにかく家賃がヤバい

いまのところ閉店ゼロとはいえ、このままではジリ貧なのは自明。特に家賃が致命的で、都内に5店舗を展開する「アニソンバーギルド」の家賃はあわせて月340万円、秋葉原「PINK DRAGON」は月75万円と、それぞれリアルな金額を発表。キャッシュに余裕のないコンカフェからは、なりふりかまっていられないシビアさが滲み出てまいりました。


「アニソンバーギルド」を経営する株式会社ルミナス社長による悲痛な独白。リミットが6月末というのも生々しいです。

 

「PINK DRAGON」系列の銀座「GIRLS NEXT PHI」ではクラウドファンディングを実施するも、これではひと月分の家賃も賄えません。

このままではヤバい! ということで配信や通販、クラウドファンディングで資金集めに奔走するお店も続出。それなりの金額が集まっているとはいえ、所詮は焼け石に水。配信で済むならそもそもお店なんか出していません。
じゃあ借金して延命だ! となるも、そううまくいかないのがコンカフェ業界。秋葉原に複数店舗を展開するトイグループは融資を断られたことをTwitter上で告白しました。実際のところトイグループに限らず、急にお金を貸してもらえるコンカフェはそれほど多くなさそうです。

 

キャッシュが切れれば会社は倒産。経営者の手元に莫大な借金が残ることもあります。

それでもたくましく生き延びるには

お店は開けられない。開けても客は来ない。オンラインの収入ではジリ貧。銀行はお金を貸してくれない。そしてなにより、感染終息の目処は立たないまま。ここから奇跡のV字回復を実現するには、文字通り奇跡が起きる以外に方法はありません。経営者のみなさま方におかれましては、残念ながら閉店を考えるのも、決して悪い手ではないように思われます。

一方、すでに固定客のいる「強い」キャストにとって、お店の存在意義はかぎりなく薄まってきています。オンラインに実店舗は不要ですし、店舗が営業自粛中なら個人でレンタルスペースを借りてイベントを開いてしまえばいい。SNSがこれだけ普及したいま、わざわざお店に所属し続ける必要はないのかもしれません。

 

真偽はともかく具体的な数字で見るとやっぱりすごい。客→キャスト→経営者のピラミッドですね。

しばらく人間にとっては生きづらい時代とはなりますが、経営者もキャストもその他の従業員のみなさまもご自愛ください。

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