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ファミコン 名前入りカセット展2019レポ フライハイカフェにて

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バトエン

2020/3/31閉店

ゲームソフトといえばディスクではなくカセットだった時代。こどもたちは大事なソフトをなくさないために、そしてなにより借りパクを防止するために、カセットに自分の名前を書いていた。カセットは貸し借りの対象であると同時に、こどもにとってものすごく大切なものでもあったのだ。
現代ではゲームソフトがカセットのかたちで流通することはなくなり、カセットに名前を書く習慣はほぼ死滅したと言っていいだろう。そんな時代の徒花的存在である「名前入りカセット」を収集し展示した、「名前入りカセット展2019」が秋葉原のフライハイカフェで開催されると聞き、さっそく現場に行ってみた。

フライハイカフェ「名前入りカセット展2019」

ゲームに借りパクはつきもの

1990年代生まれの私は、ちょうどゲームソフトがカセットからディスクに移行する時期に小学生時代を過ごしている。おそらくカセットに名前を書いていた最後の世代だろうと思う。
私の幼少期にもやはり借りパクは横行しており、カセット書かれた名前を除光液で消すなど犯行は巧妙化・悪質化していたが、まあ、いまとなってはどうでもいい思い出話である。

会場へのアクセス

フライハイカフェはJR秋葉原駅から徒歩5分の距離。地図を見てもよくわかんねーよというひとは下記の公式道案内動画を参考にしよう。

フライハイワークス外観
こちらがフライハイカフェの外観。外からも大量のカセットが確認できるいかにもな店構え。かなり目立つので迷うことはないはず。
なお「名前入りカセット展2019」は入場無料。待ち合わせの時間つぶしにも便利に使えるぞ。

これが名前入りカセット展だ!

店内の様子
店内はこんな感じ。壁一面に飾られたカセットには「名前」だけではなく、さまざまな書き込みがされている。

名前の他にも...
展示されているカセットの一部。通常の名前入りパターンのほか、「店舗名+電話番号」や「お父さん」というあまりにもおおざっぱな書き込み、さらには「無敵コマンドの書かれた頭脳戦艦ガル」など、その内容は多岐に及ぶ。

エクセリオンブラザーズ
こちらは2人の名前が併記されたカセット。きっと兄弟で共有していたんだな…と、元所有者の家庭環境へ思いをはせずにはいられない。

お名前カセット in USA
店内にはNES(海外版ファミコン)カセットも多数展示されている。国は違えどやることは同じ。カセットに名前を書くのは人間という生き物の本能なのかもしれない。

そもそも「名前入りカセット展2019」とはなんなのか

この展示はフライハイカフェと名前入りカセット博物館とのコラボイベント。
名前入りカセット博物館は「名前の書かれたゲームカセットを収集・管理し、持ち主へ返すことを目的とした非営利団体」で、もし展示されたカセットのなかにあなたが名前を書いたものがあれば、返却してもらうことも可能だ(!)。行方不明になってしまったあの思い出のカセットとめぐりあうことができるかもしれない……。

パネル
店内には名前入りカセット博物館に関するコーナーも。

会場ではゲームもプレイ可能

ゲームをプレイ
店内ではドリンクを注文することで、カフェ運営元のフライハイワークスが配信するゲームをプレイすることができる。ドリンクは800円(税別)~。
フライハイワークスのゲームはレトロっぽい雰囲気のインディーゲームが多く、最近のゲームはよくわからない…というファミコンおじさんたちも安心して遊ぶことができるぞ。

「名前入りカセット展2019」
会場:フライハイカフェ【※2020年3月31日 閉店】
住所:東京都千代田区神田和泉町1-6-7
会期:2019年11月16日(土)~12月8日(日)12月22日(日)まで延長!
開場時間:平日 16:00~21:00、土日 12:00~21:00
入場料:無料
フライハイカフェ 公式Twitter:https://twitter.com/flyhighcafe
フライハイカフェ 公式Instagram:https://www.instagram.com/flyhighcafe/



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