アキバ

秋葉原の「人」に聞く。第1回~Mr.秋葉原・ササキチ~

あんどー水樹

今月からはじまりました。「秋葉原の人に聞く」。
秋葉原で活動する人々や、秋葉原で働く人々にインタビューを行い、胸に熱く滾る秋葉原愛をお届けするという企画となっています。
また、インタビューを行った方からお友達を紹介していただき、秋葉原の輪を繋いでいこうという趣旨もあります。

第1回目の今回は、Mr.秋葉原と呼ばれている「ササキチ」氏にお話を伺ってきたので、その熱い想いを綴っていきたいと思います。

Mr.秋葉原の事務所へ突撃。男の子の夢を詰め込んだ秘密基地

今回取材をするにあたって、我々はササキチ氏の事務所へとお邪魔しました。
秋葉原駅より数分。大通りから少し脇に逸れたところにササキチ氏の事務所があります。

この事務所、外から見ただけではわからない、男の子の夢が詰まった秘密基地になっているのです。
扉を開け中に入ると急斜面のような階段がドン! 初見でおばあちゃんちの階段を思い出しました。

階段を上がり事務所に入る。おおぅ…
夢の空間じゃぁ…男の子の夢の空間が広がっておるぞぉー!



ここには私が長年夢見てきた秘密基地のロマンが詰まっていました。

Mr.秋葉原っていったいどんな活動をしているの?

Mr.秋葉原と名乗るササキチ氏は一体どんな活動をしてきたのか、謎(?)に包まれたそのヴェールを一枚一枚剥いでいきたいと思います。

Q
Mr.秋葉原は秋葉原でいったいどんな活動をしていますか?

A
基本的には秋葉原でメディア活動を行っており、活動期間は10年を超えています。
最初は個人メディアから活動を始め、あっ!とおどろく放送局で2012年まで毎週秋葉原の情報番組に出演しつつ、サンコーレアモノショップで2007年から2016年まで名物店長として働いていました。
秋葉原の情報発信メディアとしての活動と、サンコーレアモノショップでの店長、二足の草鞋で活動していたらメディアの仕事の比重が大きくなっていき、気が付けば秋葉原でのメディア発信が主業務となり今に至ります(笑)。

昔は顔出ししないメディアばかりの中、ガンガン顔を出して情報発信していたら珍しがられましたね。
その分ガンガン文句みたいなのも言われましたし、掲示板とかでも色々書かれました。
ただ、やり続ければ理解してもらえるかなと思い、その後も活動は続けてました。
結構お堅いメディアの人にも「お前にどんだけアキバを語れんだ」みたいなことも言われ続けましたね。
自分もお店側の人間だったということもあり、そういった気持ちもわかるので「地道に続けていくしかない」という思いでやっていましたね。

Q
Mr.秋葉原ササキチのルーツはどこにあるのでしょうか?

A
2,3歳の頃から毎週のように秋葉原に通っていて、まさか秋葉原でメディアをやるとは思ってはいなかったですね。
元々秋葉原は好きな街で、そんな好きな街で何かやりたいとは常々思っていました。

3歳くらいの時から秋葉原の万世橋の場所にあった交通博物館あり、当時はそこが好きで通っていました。
また、親がゲームとか家電を買うのに毎週のように一緒に来ていましたし、小学生くらいになるとファミ通とかでゲームの新作をチェックして、友達と一緒に買いに来てました。
お金持ちの友達がいたので、その友達について行ってましたね。
ほんともう全部買うんですよ新作。ビックリするくらいお金持ちだったんで。
後はもう時効だと思うので言ってしまうんですが、大人なゲーム?を買いに行ったり(笑)

Mr.秋葉原とコスプレ文化

Q
ササキチ氏はコスプレイベントを開催していますが
そちらも秋葉原の文化等を伝えたいという活動のひとつですか?

A
そうですね。
元々コスプレイヤーとして活動をしていたんですけど、秋葉原からどんどんコスプレの文化が薄れていくのを感じていました。
勿論、秋葉原にもコスプレ系のショップはあるんですけど、一気に池袋の方へコスプレ系がドカンと増えてきているのが現状です。
池袋ハロウィンや渋谷ハロウィンが始まって、小池百合子知事が来たりして大いに盛り上がってましたよね。
区が大々的に推して盛り上がってるのに、何でそれが秋葉原で出来ないんだろうって。
コスプレ文化って秋葉原の大きなオタク文化のひとつじゃないですか。
それが秋葉原から消えていくのも嫌ですし、コスプレのイベントが秋葉原にないのも寂しいですし、何か出来ないかなって秋葉原仲間と立ち上げたのが「アキコス」っていうイベントなんですね。

このイベントを続けていこうって決めて、毎月開催してこの間7周年になりました。

※アキコスの詳細はこちらをチェック!

このアキコスもひとつの武器としていて、地域活性イベントで地方に行ったときに、このアキコスを特別ステージに持っていくことができるんですね。
秋葉原のコスプレパフォーマンスなので「秋葉原を地方に持っていく」ことのひとつのきっかけになっています。
今年も地方の野外イベントが現段階で3つ決まっています。

Mr.秋葉原が構想する、今後の活動について

Q
様々な活動をしてきているササキチ氏ですが
今後どのようなことをやりたい!という構想はありますか?

A
もう一度秋葉原の輪を作りたいです。
一時期、秋葉原での交流会というのをやっていたのですが、ここ数年は全然開催できていませんでした。
会社設立もし、5月2日には大々的なパーティーも行えたので、ここで改めて秋葉原の輪をイチから作れないかなと考えています。
自分自身、どこまで輪が作れるかわからないですが…

秋葉原のお店の人達の手と手を結びたいと考えてる所が結構多いんですよ。
Twitterの中の人同士がリプとかし合ってるのを見るとほっこりしません?
そういうのを見るとオタクとして嬉しいって思うんですよ。
それがもっと広がって欲しいですね。
秋葉原のお店同士の輪が出来て、そこから次、やっとアキバらしい面白いことができるのかなと考えています。
そんな秋葉原の輪を作るHUBのような存在に僕がなれたら、と…

そして2つ目は秋葉原のアパレルをやろうと考えています。
「秋葉原の」お土産というのが、実際見てみると無いんですよね。
メイドクッキーやおでん缶みたいなのはあるんですけど、秋葉原と言えばというお土産・グッズを聞いてみても思い浮かばないと思うんですよ。
なのでアパレルで何かできないかなと…

例えば秋葉原にある店舗のコーポレートロゴワッペンやステッカーを作ってもらって…僕、ブランドでパーカーとか作るんでそれと合わせられたら、TIGER & BUNNYみたいに服に貼れたらいいなと思ってますね。
自分の好きなお店のロゴとかを貼って歩けるようにしたらいいなぁって、オノデン!とかサンボ!とか(笑)
海外の人もそういうお土産欲しいと思うんですよね。
このロゴをつけることによって「お、アイツあの店好きなんだ」とか「あのお店推してるんだ」ってのがわかるので、もっとそれぞれが好きなアキバを主張してほしいですね。

Mr.秋葉原ササキチから秋葉原・アキバコンテンツが好きな人に一言

まだコロナでアキバに来れない人が沢山いると思いますが、アキバに…ログインしてくれよな。
是非とも今の秋葉原を生で見て欲しいですね。


第1回、秋葉原の「人」に聞くを終えて

秋葉原には多くの熱い想いを胸に秘めた人たちが沢山います。
年齢も性別もそれぞれ、そして自分の中に「コレ!」という秋葉原像を持っており、こだわりにも似た強い意志を持っています。
今回、Mr.秋葉原ササキチ氏のお話を伺ってきましたがいかがだったでしょうか?
これからも秋葉原で精力的に活動している人やお店を紹介していくので秋葉原ベースキャンプをチェックしてみてください。

↓プロゲーマーに聞く!

https://akihabara-bc.jp/akekon_manyuki001/

↓秋葉原とても楽しいところ!

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