JAEPO2023開幕！
約3年ぶりの開催ということもあり、かなり期待の高まるイベントとなっていました。
会場内の大まかな内容は以下の記事を参考にしていただければ幸いです。
この記事では、主に新技術や新サービスの中から気になったものをチョイスしてお届けしたいと思います。
JAEPO2023で気になった新技術や新サービス
アーケード・アミューズメント系と言ってもその括りはかなり広いものとなっています。
ビデオゲームの新作からプライズ系の新アイテムまで、ゲームセンターに関するものは全てJAEPOの対象となっています。
見た感じでわかるインパクトのあるような物も華やかでいいですが、ゲームの新筐体や新型コントローラー等には目に見えない様々な新技術が搭載されています。
この記事では技術面の方に目を向けた内容となっています。
“サワレル”デバイス
その名の通り、画面内に表示されている”モノ”に触れるデバイスを公開していました。
触れるといっても直接的ではなく、モーターの反動や素材によってよりリアルに感触を得れるという技術です。
今回のデモデバイスではスマホ内に表示されている「ぐでたま」を触った感触が体験できるというもの。
デモデバイスを指先につけて押し込むと「ぐでたま」の何とも言えない感触が伝わってきます。
展示のためのマスコットとして、サンリオから本物の(？)ぐでたまも登場していました。
また、こちらの企業は様々な触感デバイス素材も開発しており、その技術の展示も行っていました。
こちらは流動性のある特殊素材。ルーペの中でグルグル回って今した。
トルク制御デバイスはハンドルコントローラー等に利用されますね。
使用の方法によっては様々な技術に応用できそうですね。
詳しくはこちら↓
SoftMRF®を分解せよ | 栗本鐵工所 | ハプティクス | 感触 | 大阪
クリモト公式サイト
ガンガン水でっぽう
実際にガンコンから水が飛び出すガンシューティングゲームが展示。
こちらは実際にプレイした動画がありますので一度チェックしてみてください。
少量ではありますが、跳ね返りによるしぶきがあるので精密機械を台上に置くのはやめておいた方がいいでしょう。
通常状態だとあまり水量は多くありませんが、チャージ後はかなりの水が噴き出るので注意ですね。
また、実際に水が出る仕様上仕方ないとは思うのですが、ガンコン用の給水タンクを取り換えなきゃならないのが手間ですね。
ブラックライトで光る水や色付きの水が用意できると視覚的にも面白そうですね。
exA-Arcadia
こちらは1台の筐体にいくつものゲームを搭載できるシステム筐体となっています。
本来は1台の筐体に1つのゲームだけという制約がありましたが、カートリッジを複数挿して切り替える方式が誕生。
そんな切り替え式システムの最新型がこちら、exA-Arcadiaです。
縦画面横画面両方に対応しているので、画面比率毎に筐体を新しくする必要はありません。
また、アーケードへの参入障壁がexA-Arcadiaのおかげで低くなったこともあり、同人作品をゲームセンターに設置することも簡単になりました。
現状では2本、exA-Arcadiaへの参入が決まっており、会場で試遊することもできました。
こちらは両タイトル共に2D格闘ゲームとなっていますが、今後インディーブランドが参入し続ければ様々なジャンルのゲームがプレイできるようになりそうです。
ちなみに開発度は75%程度とのことで、年内には完成するような…しないような？
電子決済用自販機・システム
キャッシュレス時代到来と共に、アミューズメント系でも電子決済筐体が増えてきています。
電子決済を行えば、1プレイ100円のところが80円になったりと割引が設定されているゲームセンターもあるくらいです。
そんなキャッシュレス時代に登場したのがこちら、電子決済用自販機です。
対象としては個人よりも企業向け、ゲームセンターや小売店向けの展示になりますね。
比較的大き目な商品スペースが確保されており、プライズ系のものなら簡単に入りそうな規模感でした。
奥行きも結構あったので設置さえ出来てしまえば様々なものが販売できそうです。
また、この他にも電子決済系システムの展示もあり、いよいよ財布を持ち歩く必要が無くなって来るかも知れません。
ポイントカードも併用できるわけですからね。
プリクラは異次元の女神盛り
いつの時代になってもプリクラは大人気です。
ここ最近ではプリクラの「盛り」機能を充実させたものが人気となっており、最新作でもその傾向は変わっていません。
何ならもっともっと盛れるように機能改善を行っています。
会場ではフリープレイということもあり、せっかくなのでおじさん二人で女神レベルで盛れるプリクラに挑戦。
らくがきブースの操作にわちゃわちゃしながら女神フィルターで更に激盛りしていきます。
別人やぞこれ…
今のプリクラは出て来る写真自体は小さいのですが、QRコードを使用してスマホ等にダウンロードして保存できるようになっています。
プリント紙の方はおまけで、実際に使用するのはダウンロードした方って感じですね。まさに現代風。
今後のアーケード展開される技術に注目
今回はJAEPO2023で公開された気になる技術について紹介しました。
この他にも様々なパーツや技術の展示も行われていましたが、その中でも特に気になったのを記事にしています。
他にもアーケードパーツの展示であったり
新筐体を採用したゲームであったりの展示も多数ありました。
ゲーム市場は世界的に見てもかなり大きな規模になっているので、今後どのような技術展開が行われていくか注目していきたいところですね。
