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秋葉原の「人」に聞く。第4回~株式会社キャストオフ佐藤徹~

あんどー水樹

秋葉原で活動する人々や、秋葉原で働く人々にインタビューを行い、胸に熱く滾る秋葉原愛をお届けするという企画となっています。
また、インタビューを行った方からお友達を紹介していただき、秋葉原の輪を繋いでいこうという趣旨もあります。

第3回目の今回は、秋葉原で複数店舗の経営を行う株式会社キャストオフの佐藤氏にお話を伺ってきました。

↓秋葉原の「人」に聞く、第3回目はこちら。

https://akihabara-bc.jp/akihabara-no-hito-adachi/

株式会社キャストオフとは?

令和の時代、秋葉原は大コンカフェ時代に突入しました。
現在の秋葉原には200店舗以上のコンカフェ所狭しと営業を行っています。
こちら、株式会社キャストオフ(以下キャストオフ)も秋葉原内で何店舗もコンカフェを経営しており、2022年7月には新たな店舗「Stella charm」が開店しています。
なお、今回はそんなキャストオフが展開するコンカフェのひとつ『End roll』にてインタビューを行いました。

End roll
所在:〒101-0023 東京都千代田区神田松永町17-3秋葉原妙見屋ビル6階
※秋葉原駅昭和口から徒歩3分
電話:03-6206-9522
営業時間:18:00~23:00
公式サイト
公式Twitter

秋葉原での第一歩はパチノフから


Q
ホームページを見させて頂きましたが、キャストオフという会社自体は2007年創業なんですね

A
そうですね。
私は元々パチンコ業界にいたのですが、ある時を機に独立しようと考え、会社にいた面々と広告代理店を始めました。
最初はお金がなかったので資本金のほとんど要らない広告代理店から始め、しばらくは細々と色んな広告を手掛けていました。
ゆくゆくはパチンコホールを作りたかったんです。

Q
ホールとなるとかなりお金がかかりますよね?

A
そうなんですよ。
如何せん莫大なお金が必要なのですが、まずは出来ることをやってみようと…
そんな中、秋葉原のオタク系ビジネスがーみたいな話があり、私自身アニメを見るとかそっち系が嫌いじゃなかったのでちょっとやってみようかな、と。
そこで秋葉原にパチンコ好きの集まるお店を2013年にオープンさせました。
『パチノフ』ってお店です。

Q
パチノフはアミューズメント系のお店になるんですか?

A
パチノフはパチンコ系のコンカフェです。
なのでしっかりとコンカフェ嬢と呼ばれるスタッフもいました。
全員大のパチンコ好きでしたよ(笑)
延々とパチンコの話を方々でしてる。結構お客さんも入って人気でした。

また、メーカーさんのプロモーションにもお店を使ってもらったりしてましたね。
あとはお店のスタッフからライターさんになったり…お客さんも全国区で、コミケの時期とか凄かったですよ。

スタッフの採用が出来ず、泣く泣く閉店

Q
パチンコ系のバーでは一番知名度があったと思いますが、2013年からどれくらい続きましたか?

A
5年です。
パチンコ業界の右肩下がりに比例してスタッフが採用できなくなってきました。
パチンコ好きな女性が採用できなくなり、最後の方はスタッフの3割くらいはパチンコをしない子でした。
何だかんだでもう限界だなってことで、お店を閉めることにしたんですよね。

パチノフの位牌と共に秋葉原でのパチンコ系コンカフェは幕を閉じた。
正式には『ぱちんこスロットジャンルコスプレBAR』。

本格的にコンカフェ業界へと進出


Q
その後お店も増えていったと思いますが…

A
今では5店舗になっています。
秋葉原に4店舗、新橋に1店舗です。
パチノフを作って軌道に乗るまで5年、次にアニソンカラオケバーの高まり研究所を作りました。
都内の中では池袋がアニソンカラオケバーの聖地と言われてて、当時4~50件あったかな?
「秋葉原は何をやってんの!?」って感じでカチンと来ちゃって(笑)
当時は秋葉原から離れた所にはありましたけど、中心部になかったのもありましたし。

Q
ここ最近のコンカフェ界隈についてはどう思われますか?

A
あまり書けない内容もあると思いますけど(笑)
若干怪しいお店とかも増えましたよね?
正真正銘の昔ながらのぼったくりみたいなお店は無いですが、結構お金がかかってしまうお店はありますよね。
だからあまり良い印象を持ってない、業界的にマイナスポイントになってしまうお店もあるというか…
今は千代田区の警察、民間、全部協力してコンセプトカフェ協会みたいなのも立ち上がって『ルールを守ってやっていきましょう』という動きもあるので、その辺もあって今後変わってくるのかな?とも思っています。

秋葉原の変化、印象の変化

Q
秋葉原で長年活動をしてきた、ここが変わったな?と思うところはありますか?

A
色んなお店が減っていって、飲食店が増えていってますね。
最初秋葉原に来たとき、換気扇が壊れたから換気扇が欲しいなと秋葉原を歩いていたら手に入るんですよ。
お店の人に相談して、このサイズなら合うよって言われて、すぐに換気扇が交換できる。
コンセントを踏んで壊しちゃった時も部品交換をしてもらってなおりましたし。
こんな街あるんだな、って印象でした。

10年くらい、もうちょっと前くらいなのかちょっと計れないですけど、メイド喫茶ばかりだった頃からお酒を提供するメイド喫茶が増えてちょっとずつ切り替わっていったんじゃないですかね?
単純に、メイド喫茶はメイドさんがいる空間でゆったり過ごすみたいなのを最初は楽しんでいた。
そこからもうちょっと話したいとか、そう言うのから切り替わっていったんじゃないですかね?
パっと見るとガールズバーに見えるかも知れないですけど…

特にここ1,2年ぐらいから突然変わってきたのが女性を中心にという感じがします。
一時期はキャバ嬢が憧れの職業になってましたけど、今ではコンカフェ嬢がとにかく人気。
うちは高校生は一切採用していないんですけど、高校生がキラキラコンカフェ嬢になりたいという意識が凄い強いみたいですね。
応募の中の1割くらいは高校生かも知れません。

Q
これも変化ですね

A
結局の所、いきなり高校生にはさせられないですよ。
ガールズバーではないですが、求められるスキルは対人系だったり駆け引きだったり、それを高校生の内からさせるのかって…勝手な考えかもしれないですけど。
今はメイド喫茶よりコンカフェで働きたい人が多いと思います。ただ、かなり難しいですよね。
キャストドリンクでの支持という形で数字も出てしまいますし、やはり人間力が高い人が数字が高いのも事実で…
ある程度、コンビニのような所から接客を徐々に経験してからコンカフェに応募して欲しいですね。

キャストオフ佐藤氏、秋葉原でのおすすめ

Q
この企画インタビューをする際に、必ず聞いてることがあります
佐藤さんの思う「秋葉原のここがおすすめ」はどこでしょうか?

A
どこだろうなー
今、コンセプトカフェブームなので、やっぱりコンカフェには行って欲しいなとは思います。

▲End roll店内

Q
秋葉原に初めて来て、コンカフェに行こうってなった場合、初心者でも楽しみやすいお店となったら

A
うちの系列ですと、初心者でも楽しませやすいのはStella charm(ステラチャーム)とかが秋葉原らしいかな?

▲青と白を基調としてStella charm。7月7日にオープンしたばかりだ。

ここは今までの店舗と違ってメイド長がいるんですけど、お店のプロデュースは全てメイド長が行っています。
立ち上げから店内と制服のデザイン、コンセプトから何まで全て。
今までは自分がお店のコンセプト等を考えていたのですが、全てを任せたことによって『絶対に自分や会社から生まれないもの』が生まれてます。

Stella charm -ステラチャーム-

場所:〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-2明治ビル1階
電話:03-3525-4126
営業時間: 月~木 17:00~23:00 金・土 17:00~29:00
公式サイト
公式Twitter

第4回、秋葉原の「人」に聞くを終えて

今回は、秋葉原でコンカフェを運営する株式会社キャストオフの佐藤氏にお話をうかがってきました。
最新の秋葉原の流行りでもあるコンセプトカフェ。
多くに人に愛されたパチノフの閉店にも負けずに新たな店舗を展開していくキャストオフ佐藤氏の今後の構想、出展、企画には注目していきたい。

↓キャストオフ新店舗、ステラチャーム

https://akihabara-bc.jp/cafe-stellacharm/

↓秋葉原の人に聞く第3回

https://akihabara-bc.jp/akihabara-no-hito-adachi/

↓秋葉原の人に聞く第2回

https://akihabara-bc.jp/akihabara-no-hito-asami/

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