【冬コミ2025(C107)】コミケ初心者ガイド|日程・チケット・防寒対策と東1-3改修の影響
「冬コミ行ってみたいけど、何から準備すればいいのか全然わからん」
「C107って何がどう変わるの?チケットも種類多すぎて混乱してきた」
そんなコミケ初心者諸兄に向けて、今回は冬コミ2025「コミックマーケット107(C107)」の情報を、オタク目線でまるっと整理していく。
この記事さえ読んでおけば、以下のポイントが一気に理解できるようにしてある。
- どのチケットを買えばいいか
- 何時に行けばいいか
- 何を持って行けばいいか
- コスプレするならどう動けばいいか
冬コミデビュー、落としていくぞ。


冬コミ2025(C107)ってどんなイベント?
まず前提整理。
コミックマーケット(コミケ)は、1975年スタートの世界最大級同人誌即売会。毎年夏と冬の年2回、東京ビッグサイトで開催されている。
- プロもアマも関係なく「サークル」が自作の同人誌・ゲーム・音楽・グッズを頒布
- 一般参加者は「好きなジャンルの島をめぐって買いまくる」
- コスプレエリアでは猛者たちの本気コスを拝める
そして今回のC107は、コミケット50周年イヤーの真っ只中。記念グッズや限定ロゴ入りアイテムが大量に出る見込みだ。
| 項目 | 詳細 |
| 開催日 | 2025年12月30日(火)~31日(水) |
| 会場 | 東京ビッグサイト(東4~8・西・南・会議棟・TFT) |
| 特記事項 | 東1~3ホールは使用不可 / 50周年記念 |
⚠️ 今回の冬コミ C107で「特にヤバい」変更点
東1〜3ホールが丸ごと工事中
C107最大の変更点がこれ。
東1〜3ホールは大規模改修工事で完全に使えません。その結果、コミケ会場として使えるのは「東4〜8+西+南+会議棟」となります。
- いつも東1〜3にいたジャンルが、西・南に大移動
- ホール数が実質減るので、東⇔西南の移動がさらに混みやすい
- 東1〜3側のトイレや休憩スペースは封鎖される
| VTuber系 | 西1・2ホール側に集結しがち |
| ウマ娘・艦これ・アイマス等 | 日程によって東4〜6、東7〜8、南などに分散配置 |
| 東方Project | 2日目の南1・2ホール配置 |
「とりあえず東行けば何とかなるでしょ」が通じにくくなっている。
公式カタログとWebカタログで必ずジャンル配置をチェックしておこう。

C107のチケット・入場区分を整理しよう
今回のコミケには、いわゆる「フリー入場」は存在しない。入るには必ずチケットかリストバンドが必要だ。
アーリー入場チケット
- 価格: 5,000円+システム利用料330円
- 受付: 8時から / 入場: 10時30分から
- 役割: 超人気サークル狙いのガチ勢枠
📅 抽選申込期間
2025/11/17 (月) 13:00 ~ 2025/12/01 (月) 23:59
更衣室先行入場チケット(コスプレイヤー向け)
- 価格: 3,000円+システム利用料330円(コスプレ登録料込み)
- 受付: 8時または9時30分から(TFTホール)
- 流れ: TFTで着替え → 11時ごろビッグサイトへ案内
午前入場リストバンド
- 価格: 事前販売 1,210円
- 入場: 11時から
- ポイント: 来場時に「東から入りたいか」「西南から入りたいか」を選べる(混雑時は選択不可の場合あり)。
午後入場リストバンド
- 価格: 事前販売 440円 / 当日販売 1,000円
- 入場: 12時30分ごろから
- 超重要: 入場ルートは西地区側からのみ(東からは直接入れない)。
当日販売はエントランスプラザ2階で行われるが、混雑必至なので基本は事前購入一択だ。
東ホールのサークルがお目当てでも、午後は必ず西側から入って、会場内を通って東へ移動することになるぞ。外から直接東ホールへは行けない!
※アーリー入場および更衣室先行入場は、受付時にチケットとリストバンドを引き換え。その際、本人確認書類が必要になる場合があるため、必ず持参しよう。
※チケットまたはリストバンドを持った保護者1名につき、中学生以下1名は無料で入場可能
待機列の「リアル」な待ち時間とおすすめ到着時間
公式は「徹夜禁止・始発前来場禁止」とあるが、初心者的には「結局どれくらい待つの?」が一番気になるところ。おおよその目安をまとめた。
| 入場区分 | 到着時間 | 待機時間の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| アーリー入場 (10:30開始) | 6:00~7:00 | 待機時間は到着によるがかなり並ぶ、超人気サークルを目指すなら始発がおすすめ | 始発組。最も早く入場できるが、極寒・酷暑の長時間待機は必須 |
| 8:00~9:00 | 3時間程度 | 受付開始時刻に近いため比較的スムーズだが、人気サークルは間に合わない可能性も | |
| 午前入場 (11:00開始) | 6:00~7:00 | 約4~5時間 | 始発組。開場まで長時間待機が必要 |
| 8:00~9:00 | 約2~3時間 | 待機列は既にかなりの長さに | |
| 10:00~10:30 | 約1~1.5時間 | 開場直前の到着。列の後方からスタート | |
| 11:00以降 | 待機列が動き出した後の到着。比較的早く入場できることも | ||
| 午後入場 (12:30開始) | 午前中 | 午後用の待機列は朝から存在する | |
| 12:00~12:30 | 開始時刻付近は混雑するが、午前に比べれば待機時間は短め | ||
| 13:00以降 | ほぼなし~30分程度 | 待機列が解消されていることが多く、スムーズに入場可能 |
💡 初心者へのアドバイス
「雰囲気を味わいたい」「推しサークルが午後でも残ってそう」くらいの温度感なら、午後入場で13時以降にゆっくり来るのが正解。体力とメンタルの消耗が少なく、会場内もだいぶ歩きやすくなっている。
コミケは準備が9割!事前準備編
1. チケットと本人確認書類
当日はチケット・リストバンドを絶対に忘れないこと。紛失しても再発行は無い。
また、本人確認が入る可能性があるので、身分証も一緒に持っていくこと。
2. カタログ・Webカタログで「周回ルート」を作る
広大な会場で迷子にならないための攻略本、それがカタログ。
- 冊子版カタログ: 分厚い「電話帳」。記念品として欲しい人向け。
- Webカタログ: スマホとPCで使えるオンライン版。
気になるサークルをお気に入りに登録し、チェックリストをPDF出力して紙で持ち歩くのが最強の攻略法だ。
3. 予算とお金の準備
サークルはレジではないので、お釣りを大量に用意できない。
1万円札は極力使わないつもりで、千円札と500円玉・100円玉を多めに用意しよう。
4. 会場マップを頭に入れておく
C107は東1〜3が工事中で使えないので、いつも以上に動線がややこしい。
自分が行くジャンルが「どのホールの」「どの階」にあるのかは、事前にチェックしておくと移動ロスがだいぶ減る。
会場へのアクセスと交通手段の注意点
基本は電車ルート推奨。
- りんかい線: 「国際展示場」駅から徒歩約7分
- ゆりかもめ: 「東京ビッグサイト」駅から徒歩約3分
⚠️ BRTを使う人への罠
東京BRTは「国際展示場駅前ロータリー」には停まるが、「ビッグサイト会議棟1階中央ターミナル」には停まらない。「あれどこだここ」となりがちなので注意。⚠️ タクシーはなるべく封印しよう
公式が「タクシーでの来場はなるべく控えて」と強くお願いしているレベルで、渋滞の原因になっている。バスも歩行者も詰まって全員つらい未来しか見えないので、電車を使おう。
冬コミ持ち物リストとガチ防寒対策
冬コミ最大の敵、それは「寒さ」と「人の熱気」の二段構え。
屋外待機列は海風ビュービューの極寒ゾーンだが、屋内は人間ヒートテックだらけのサウナ状態だ。
絶対に忘れちゃいけない三種の神器
- リストバンド型参加証・チケット
- 現金(千円札+500円玉+100円玉多め)
- スマホ+大容量モバイルバッテリー(1万mAh以上推奨)
防寒アイテムと服装のコツ
服装のコツは「レイヤリング(重ね着)」。屋内に入ったらすぐ脱げるようにしよう。
- 使い捨てカイロ: 貼るタイプを腰に、貼らないタイプをポケットに。
- 折りたたみ椅子: コンクリートに直座りすると、あっという間に体温を持っていかれる。
- 温かい飲み物: 自販機は売り切れか行列になりがち。水筒持参がベスト。
- 小物: マフラー、手袋、ニット帽で「首・手首・足首」を守る。
コスプレ参加ルールの超重要ポイント
コスプレ参加は楽しさマシマシだが、ルールもガチめ。特に初心者が見落としやすいポイントはこちら。
更衣室以外での着替えは完全NG
家から着てくる、車内で着替える、トイレで着替える。これは全部アウト。
必ず「コスプレ登録」をした上で、指定の更衣室で着替えるのが鉄則。
コスプレ登録と「ちぇんじ」
- 登録料: 1日500円
- 場所: 会議棟の男女更衣室入口
- 証明書: 登録すると「コスプレ登録証(ちぇんじ)」がもらえる。無くすと再登録コースなので注意。
長物・武器系アイテムの扱い
銃刀法に触れるものは当然NG。模造刀や長物でも、移動中はカバンや袋にしまうか、分解して持ち歩くなど安全第一で。
いまさら聞けないコミケQ&A
Q. 初心者は何時ごろ行くのがベスト?
A. 推しの超人気サークルがあるなら「アーリー」か早めの「午前入場」で本気を出すしかない。
雰囲気重視でまったり回りたいなら、「午後入場」で12時30分〜13時頃がベスト。
Q. 一人参加でも浮かない?
A. 全く問題なし。むしろ一人の方が動きやすくて快適ですらある。
Q. コスプレも見たいんだけど?
A. 東8ホール外、屋上展示場、西4ホールの一部などが定番エリア。撮影したい時は必ず本人に声をかけて許可をもらうこと。
50周年イヤーならではの楽しみ方
今回のC107は、C106〜C108にまたがる50周年イヤーのど真ん中。
記念ロゴ入りグッズや、50周年をテーマにしたサークルの新刊など、「今しかないネタ」が山ほど出てくるはず。「好きなジャンル+50周年ネタ」でWebカタログを検索しておくと、思わぬ出会いがあるかもしれない。

まとめ:準備さえすれば冬コミは怖くない
今回のC107は、東1〜3ホール工事で動線が大きく変わるうえ、チケット区分も多めで情報量モリモリな回になっている。
だからこそ、自分に合ったチケットを選び、カタログで周回ルートを組み、防寒とお金の準備をガチめにやる。このあたりを押さえておけば、初心者でも普通に楽しめる。
冬コミは「好き」を全力でぶつけ合うお祭りだ。
50周年という節目のC107で、ぜひ自分だけの最高の一日を体験してきてほしい。



